『マリオカート ワールド』のDLCで走ってみたい大陸を、歴代マリオシリーズの舞台から考えてみた

マリオのゲームの話

こんにちは、こんばんは、『みう太』と書いて『みうた』と申します!(Xアカウント

2025年6月6日に発売された『マリオカート ワールド』も、発売から気が付けば1年が経過していますが、2026年3月には新たなバトルルール「ドッカン!ボムへい」が追加されたり、つい先日もゲーム内イベント「グローバルオンラインチャレンジ」が開催されたり、その人気は衰えず大きな盛り上がりを見せ続けています。

本作の特徴といえば、最大24人で参加できる大規模なレース、50体にも及ぶ豊富なプレイアブルキャラクター、「大陸横断」のコンセプトに違わないオープンワールドのマップなど、シリーズでも屈指のスケールの大きさに他なりません。

コースとコースを繋ぐ道中までレースの一部として機能していたり、レールや壁を連続で飛ぶことでダイナミックなショートカットを可能にしたりと、これまでのマリオカートの常識を覆すような新要素が、いくつも盛り込まれていました。

※この記事は、2023年3月に公開した「マリオカート8 デラックスのDLCで走りたいコース」という記事を再編集したものです。

いつか大陸ごと追加されるかもしれないDLC

そんな『マリオカート ワールド』を遊んでいてつい期待してしまうのが、やはりDLCの存在です。前作『マリオカート8 デラックス』では、2022年3月から複数回にわたってDLC「コース追加パス」が配信され、最終的に全96コースという圧巻のボリュームに膨れ上がり、今でも遊び続けているプレイヤーは少なくありません。

『マリオカート ワールド』も同様に、新キャラクターや新マップの追加を望む声は多く、2026年6月9日に配信された「Nintendo Direct」でも多くの注目を集めていました。残念ながらマリオカートに関する発表はありませんでしたが、DLCへの期待はまだまだ根強く残っているのではないかと思います。

ただ、今作がオープンワールドである以上、単一のコースを後から追加するのは少し難しそうで、もし新しい「大陸」ごと追加されるとすれば、それ相応の開発期間が必要になるのも当然です。

そこで今回は、もし『マリオカート ワールド』にDLCが来るなら、どんなマリオの世界を走ってみたいかを、歴代マリオシリーズに登場した様々な国や島を振り返りながら、考えてみようと思います!

ドンキーコングたちの暮らす故郷『DKアイランド』

『マリオカート ワールド』のDLCで新しい大陸が追加されるとしたら、個人的にまず真っ先に候補に挙げたいのが、コングファミリーの故郷「DKアイランド」です。

DKアイランドは、1994年発売の『スーパードンキーコング』を始めとした、多くのドンキーコングシリーズで冒険の舞台となってきた島です。2025年9月には、シリーズ最新作『ドンキーコング バナンザ』のDLC「DKアイランド&エメラルドラッシュ」にも登場し、まさに今、改めて注目を集めています。

作品によって島の外観や構成は少しずつ異なりますが、やはり中でも印象的なのがドンキーコングの顔を模した大きな岩山です。このトレードマーク的なデザインは『ドンキーコング バナンザ』でも健在で、「DKアイランドといえばこの岩山」といっても過言ではないほど、強烈なインパクトを持っています。

そんなDKアイランドの魅力のといえば、バナナやヤシの木が生い茂る熱帯のジャングルだけでなく、ひとつの島でありながらロケーションの幅が非常に広いことです。

『スーパードンキーコング』に準拠するなら、クレムリンが巣食う「クレムリンの洞窟」、深く美しい海中「サンゴの海」、点滅するライトが不気味な「オンボロ工場」、雪と氷に閉ざされた「吹雪の谷」など、エリアのバリエーションはかなり豊富で、次々とロケーションが移り変わる様子は、オープンワールドの「大陸横断レース」とも相性が良いのではないかと思います。

さらに原作の要素を盛り込むなら、タル大砲を連続で乗り継いでコースを飛び越えたり、「マインカートコースター」のようにトロッコのレールをひた走ったり、DKアイランドならではの独自性を活かすこともできそうです。

また、『マリオカート ワールド』には様々なキャラクターが参戦していますが、コングファミリーからは、今のところまだドンキーコングしかレースに参加していません。新コースと合わせて、ディディーコングやファンキーコングが再びドライバーになる可能性も十分あるのではないかと思います。

ちなみに、実は『マリオカート ワールド』のスタッフクレジットには、「ヴォイドコング」と「キングクルール」の担当声優の名前が記載されていたことから、「いずれ参戦するのではないか?」と一部で話題になっていたそうです。

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どちらも現時点では影も形もありませんが、『ドンキーコング バナンザ』からの参戦はDLCとしてピッタリですし、マリオシリーズから独立したドンキーコングシリーズだからこそ、こういった形で新キャラクターを投入しやすい一面もあるのかもしれません。

太陽の照り付ける、常夏のリゾート地として有名な『ドルピック島』

DKアイランドと同様に「独立した島」という特徴から走ってみたいマップが、2002年に発売された『スーパーマリオ サンシャイン』の舞台である、常夏の南国「ドルピック島」です。

ドルピック島は全体がイルカの形をしており、「太陽の楽園」とも呼ばれるリゾート地で、港町の「リコハーバー」や離島に作られた遊園地「ピンナパーク」、高級ホテルが目玉の「シレナビーチ」など、様々な観光名所が点在しています。

マリオ本編では未だ『スーパーマリオ サンシャイン』にしか登場していませんが、『大乱闘スマッシュブラザーズ』や『マリオテニス』にドルピック島関連のステージが採用されていたり、マリオカートシリーズでも、過去に「サンシャインくうこう」や「モンテタウン」がコースになっていたりと、まさにマリオの南国を代表する島として高い知名度を誇ります。

『スーパーマリオ サンシャイン』では、商店の建ち並ぶ「ドルピックタウン」を中心に、ドカンやインクのワープを利用して各エリアへ移動するゲームシステムになっていました。しかし改めて島の全体を見てみると、それぞれのエリアは本来地続きで繋がっているハズで、オープンワールドになったドルピック島を自由に走ってみたい、という方も多いのではないかと思います。

各エリアの気候や雰囲気は共通する部分も多いですが、マグマが燃え滾る火山「コロナマウンテン」や、深い海底まで続く「マーレのいりえ」など、表情の異なるロケーションもちゃんと存在しているので、「大陸横断レース」のコンセプトとも相性は悪くなさそうです。

少しゲーム的なことに触れると、『マリオカート ワールド』はキャラクターとカートの組み合わせによって「バランス」、「舗装路」、「悪路」、「水上」の4つのタイプに分類されます。

それぞれ適性のあるコースを走ることで本領を発揮できるのですが、基本的には舗装路に合わせたカスタマイズが結果を出しやすく、一方で水上タイプのカスタムは活躍できるコースが限られていました。ドルピック島は、そんな水上カスタムをより活かしやすいマップとして、新たな戦略が生まれるかもしれません。

キャラクターの面でも、本作にはすでに「モンテ」や「ポイハナ」といった『スーパーマリオ サンシャイン』と縁の深いキャラクターが参戦しています。個人的には、モンテと対の海の民「マーレ」や、謎多き走り屋「モンテマン」あたりも参加してくれれば嬉しいところです。

ひとつ気になるのは、『スーパーマリオ サンシャイン』本編では行くことのできなかった場所を、『マリオカート ワールド』で初めて描くのか?という点で、人の手の入っていない山や森をどう落とし込むのかが、コース化に当たって最大のネックになりそうです。

前作にもコースとして登場した『ヨッシーアイランド』

「DKアイランド」や「ドルピック島」と並んで、マリオシリーズを代表する島として外せないのが、ヨッシーたちの故郷「ヨッシーアイランド」です。この島は、1995年発売の『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』で初登場して以来、たびたび「ヨッシーたちの暮らす島」としてシリーズで描かれてきました。

ヨッシーアイランドは前作、『マリオカート8 デラックス』のDLC「コース追加パス」でも、すでにコースとして配信されていました。初代ヨッシーアイランドをベースにした可愛らしいデザインで、ファンからも好評でしたが、広大な島を隅々まで走り回ることはできず、様々な要素をコンパクトにまとめた周回コースとして収録されています。

その点、オープンワールドの『マリオカート ワールド』であれば、緑豊かな平原やお城だけでなく、サルのウッキィたちが住むジャングル、スキーリフトが備えられた雪山など、バリエーション豊かなワールドを自由に走れるようになるハズで、コースとしてもかなり魅力的に思えます。

仕掛けにおいても、原作には一定時間で勝手に落ちてしまう「ちくわブロック」や、決まった回数しか上に乗れない「カウントゆか」といった、スリリングなギミックが多数登場していました。マリオカートで再現するのはちょっと難しいかもしれませんが、うまく取り入れられれば、緊張感のある新しい駆け引きにも一役買ってくれそうです。

ヨッシーアイランドは海沿いが平地で、島の中心に標高の高い山がいくつもそびえ立つという、比較的シンプルな見た目をしています。しかし雲の上にお城が立てられていたり、ビッグキューちゃんとの戦いでは月まで移動したり、意外とダイナミックな演出も多く、大陸横断のマップとしても面白くなるのではないかと思います。

また、原作ではワールド5をクリアすると、本来のヨッシーアイランドとは異なる別の島に移動し、クッパ王国へと乗り込むことになりました。どのような手段で別の島へ移動したのかは分かりませんが、こういったマップ切り替えのギミックも、可能であればぜひコースに盛り込んでほしい要素です。

ヨッシーアイランドは一見するとファンシーな世界観が印象的ですが、「ほねあほーどり」や「けめくじ」など、少し不気味なデザインのキャラクターも意外と多く、もしコースの仕掛けとして最新の3Dで描かれたら……、想像以上のインパクトがありそうです。

個人的には、ドライバーとしてもヨッシーに関係するキャラクターを増やしてほしくて、『ヨッシーとフカシギの図鑑』で注目を集めた「パンジーさん」や、マスコット的な可愛らしさを持つ「キューちゃん」など、ぜひ操作してみたいキャラクターは少なくありません。

スマホ向けアプリ『マリオカート ツアー』では、すでに「ポチ」がドライバーとして参戦していて、当時多くのユーザーを驚かせました。私はあまりマリオカート ツアーを触れておらず、ポチを操作したことがないので、どうか『マリオカート ワールド』でも参戦してくれたら、と願う今日この頃です。

もうひとつのヨッシーの故郷、南国の『恐竜ランド』

ヨッシーの故郷といえば「ヨッシーアイランド」が有名ですが、もうひとつ忘れてはならないのが、1990年発売の『スーパーマリオワールド』の舞台となった「恐竜ランド」です。

キノコ王国からはるか南に位置するこの島国は、ヨースター島やドーナツ平野、チョコレー島、迷いの森など、それぞれ個性の異なるいくつものワールドから構成されていて、ヨッシーの初登場作品として覚えている方も多いのではないかと思います。

「恐竜ランド」という名前自体は、近年の作品にはなかなか登場しませんが、ヨースター島が『大乱闘スマッシュブラザーズ』のステージになったり、ドーナツ平野が『マリオカート』シリーズのコースとして採用されたりと、部分的に現代の作品へリメイクされることはたびたびありました。

しかし、恐竜ランドそのものが3Dで描かれたことは未だなく、今のところ原作の平面的なマップでしか全体像を見ることはできません。だからこそ、『マリオカート ワールド』でオープンワールドの世界として描かれる日が来れば、それだけで大きな話題になりそうです。

ロケーションについても、水中向けのカスタマイズが活きそうな「ラムネ海溝」や「ソーダの湖」、険しい悪路が目立ちそうな「バニラドーム」や「チョコレー島」など幅広く、舗装されたサーキットとは一味違うレースに期待ができます。

陸、海、森、洞窟、さらには砦やおばけ屋敷など……、ひとつの大陸の中にこれだけ多彩な要素が詰まっているのは、「大陸横断レース」との相性という意味でも、かなり強いポテンシャルを秘めているのではないかと思います。

原作のギミックについては、攻撃を当てるとくるくる回転して当たり判定がなくなる「クルクルブロック」や、オブジェクトの存在を切り替える「ON/OFFスイッチ」が特に印象深く、マリオカートのコースにも上手く落とし込めそうな仕掛けです。

個人的には、コース上にコインだけでなく「木の実」も配置して、原作通り木の実を一定数を集めると特別な恩恵がある、なんて仕掛けも面白そうな気がします。

また恐竜ランドといえば、原作では各ワールドに城が建てられていて、それぞれ「クッパ七人衆」のメンバーがボスとしてマリオの前に立ちふさがりました。『マリオカート ワールド』では今のところ出番のないクッパ七人衆ですが、改めてスポットを当てるには、これ以上ない舞台でもあるかもしれません。

デイジーの故郷であり、4つの国からなる世界『サラサ・ランド』

これまでは主に、島として独立していた舞台を紹介してきましたが、少し毛色の違う大陸として挙げたいのが「サラサ・ランド」です。1989年発売の『スーパーマリオランド』の舞台となったこの世界は、ピラプト王国、ミューダ王国、イーストン王国、チャイ王国という4つの国から構成されており、デイジーの出身地としても知られています。

それぞれの国はエジプトやバミューダ諸島など、実在する地域をモデルにしているのが特徴で、古代遺跡のような神秘的な印象を持つロケーションが数多く登場しました。一方で、乾いた砂漠や険しい山岳など過酷な環境の国も多く、マリオカートに落とし込むのであれば、悪路の割合がかなり多くなりそうです。

1つの世界が4つの国から成り立っているという構造は、砂漠、海、遺跡、山岳、森林など、多様なロケーションをひとつながりのコースとして自然に配置しやすく、「大陸横断レース」のコンセプトとの相性も最適なのではないかと思います。

例えばピラプト王国の砂漠地帯を抜け、そのままミューダ王国の海岸線へとシームレスに移行するようなルートは想像しやすく、疑似的に世界遺産を巡るような遊び方もできそうです。

デイジーはマリオシリーズに欠かせないキャラクターとして定着していますが、彼女の故郷であるサラサ・ランドは未だ本格的なリメイクがなく、しっかりとした描写は1989年以来ほぼないままです。デイジーの知名度に反して、サラサ・ランドの影は薄く、聞いたことがない……という方も意外と多いかもしれません。

しかし、『マリオカート ワールド』の「サンサンさばく」と「ヘイホーカーニバル」の周辺には、『スーパーマリオランド』にしか登場していない敵キャラクター「トコトコ」と「パタドン」が配置されており、多少なりともサラサ・ランドを意識させるデザインになっていました。

発売前の事前情報から、『マリオカート ワールド』ではコース上に登場するキャラクターの多くがドライバーとして参戦することが分かっていたので、もしかしてトコトコも使えるようになる……?と期待していたのですが、今のところ参戦には至っておらず、個人的にはちょっと残念です。

サラサ・ランドには他にも、背中に爆弾を背負ったカメ「ノコボン」や、歩きながら毒の花粉を撒く「ポンポンフラワー」など、キノコ王国では見られないような独特のキャラクターが数多く登場しました。

こうした独自性の強いキャラクターたちをコースのギミックとして取り入れれば、また本編とは違った新鮮な障害物やトラップが生まれそうで、コース設計の幅という意味でも、期待値の高い大陸ではないかと思います。

舞台になりそうなマリオの世界は他にも

というわけで今回は、『マリオカート ワールド』のDLCで追加されたら走ってみたい、歴代マリオシリーズの舞台をいくつかピックアップしてみました。

40年以上にわたるマリオシリーズの世界の広さは相当なもので、今回紹介したのはその一部に過ぎず、例えば「都市の国 ニュードンク・シティ」や「フラワー王国」、少しニッチなところでは『ワリオランド』の舞台「キッチン島」など、名前を挙げ出せばキリがありません。

個人的には、『マリオカート8 デラックス』でヨッシーアイランドのコースが追加されたとき、その後のDLCでも歴代マリオシリーズのステージが次々と走れるようになるのか、と思っていたのですが、残念ながらそのような展開にはなりませんでした。

一方で『マリオカート ワールド』では、「ヘイホーカーニバル」周辺の雰囲気がサラサ・ランドを彷彿とさせたり、「ピーチビーチ」は『スーパーマリオサンシャイン』のドルピックタウンをモデルにしていたりと、各シリーズの要素が随所に散りばめられています。

マリオは今や「スーパーマリオ」シリーズだけでなく、ヨッシーアイランド、ドンキーコング、ワリオランドなど、それぞれ独自の世界観を持つ派生作品へと広がっています。もし各シリーズをモチーフにした大陸がDLCとして追加されるなら、個人的にはとても嬉しいと思う今日この頃です。

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長野県出身のwebデザイナー。山奥の小さな集落出身で、物理的にあまり町へ行って遊べなかったので、幼少期から暇があればゲームを遊んでいた。
特に任天堂のゲームが好きで、初めて遊んだゲームは『ヨッシーアイランド』。
ニンテンドースイッチの初報に合わせて、任天堂の最新情報を取り扱うブログ『ユウガタネコ』をオープン。その後はより独自の記事を書くように方向転換し、2025年に『マリオの知らない世界』へリニューアルした。

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