ミュウ?それともアルセウス?ポケモンの歴史の始まりを設定から考えてみた

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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

2020年も7月に入りましたが、つい先月には『ポケットモンスター ソード・シールド』のエキスパンションパス『ヨロイの孤島』も配信され、新しいポケモンとの出会いを楽しんでいる方も多いのではないでしょうか?

私も購入済みではあるのですが、実は『サン・ムーン』をプレイしていなかったので…、かねてより噂は聞いていたファイアローやクレッフィがどのような活躍をするのか育ててみたいと思っている今日この頃です。

7月5日はポケモンの世界でミュウが見つかった日

そんな今も話題の尽きないポケモンですが、先日Twitterを見ていたところ、7月5日はポケモンの世界において幻のポケモン『ミュウ』が見つかった日と紹介されていました。

ミュウにはほぼすべての技を覚えられる特徴があり、あらゆるポケモンの先祖ではないか?と研究している人もいるそうですが、実際にどうなのかは定かではありません。

しかし、ポケモンの世界には他にも古代から伝わるポケモンが存在するので、色々な設定をすり合わせて実際にミュウがすべてのポケモンの先祖に当たるのか…、それを考えてみようと思います!

南米のギアナで見つかった絶滅したはずのポケモン

ミュウは1996年に発売された『ポケットモンスター 赤・緑』から登場する第1世代のポケモンですが、その入手方法はゲーム内に用意されておらず、特別なイベントやキャンペーンで受け取るか、もしくは意図的にバグを利用しなければ手に入らないポケモンでした。

しかしグレンタウンのポケモン屋敷にはミュウに関する資料が残されていて、7月5日に南米ジャングルのギアナ高地で生息を確認、5日後の7月10日にミュウと名付けた…と記述されており、ネットの発達していなかった当時ではまさに名前だけの『幻のポケモン』といえる存在です。

ポケモン図鑑によればかつて絶滅したと考えられていたようですが、『自由自在に姿を消すことができる』『強く会いたいという気持ちを持つと姿を現す』ともいわれているので、もしかしたら生息しているミュウに人々が気づいていないだけ…だった可能性もあると思います。

遺伝子にはすべてのポケモンの情報が含まれていて、ポケモンの先祖だと考えている学者は多いそうですが、ほぼすべてのマシン技やおしえ技を覚えられたり、自力で『へんしん』という特殊な技を覚えられることを踏まえると、確かにその可能性も十分あり得そうです。

『へんしん』を覚えられるのはいまだにメタモンとミュウの2匹しかおらず、その見た目からは想像できない『メガホーン』や『はがねのつばさ』まで覚えられるのを考えると、攻撃のたびに自分の体の一部を変身させて戦っていたのかもしれません。

ゲーム内ではその可愛らしい姿しか見られませんが、実際に角や羽を使うような攻撃はどのようにして繰り出しているのか…、そのシーンも一度見てみたいところです。


この世界を作ったと伝説の残る『アルセウス』

ミュウがポケモンの先祖である…とすると必ず一緒に話題になるのが、『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』の幻のポケモン『アルセウス』です。

アルセウスはシンオウ地方に伝説が残されていて、『宇宙がまだない頃に最初に生まれたポケモン』『何もない場所にあったタマゴの中から姿を現し、世界を生み出した』とも言われており、これが本当であればミュウよりも更に古いポケモン…になるのかもしれません。

また、アルセウスは時をつかさどる『ディアルガ』と空間を操る『パルキア』を生み出し、更にその後『ユクシー』『エムリット』『アグノム』の3匹を生み出して人々に知恵、感情、心を与えたと伝わっています。

『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』でアルセウスを手持ちに入れて『シントいせき』に行くと、ディアルガ・パルキア・ギラティナからいずれか1匹を創り出すイベントがあるので、実際にポケモンを創造する能力を持っているのは紛れもない事実のようです。

とはいえ『最初に生まれたポケモン』という伝承が本当に正しいのかは定かではありませんし、伝説のポケモンを創る事はできても、世界そのものを生み出すほどの力を本当に持っているのかは分からないので、果たしてアルセウスが始まりのポケモンに当たるのか…正確な事は未だ不明になっています。

ミュウがすべてのポケモンの先祖であり、アルセウスが世界を生み出したポケモンとなると…、どちらが先なのか怪しいところですが、色々と調べてみるとそもそもアルセウスは本来のポケモンと出自が違い、異次元世界に生息するいわゆる『ウルトラビースト』に近い存在だったのではないか…と推測する意見もあるようです。


ミュウはあくまで先祖であって、ポケモンを創ったわけではない

ミュウが先か、アルセウスが先か…という議論は調べてみると色々なところで見つかるのですが、アルセウスは無からポケモンを創り出せるのに対し、ミュウはあくまですべてのポケモンの先祖であって、新しいポケモンを生み出せるわけではありません

例えば地球における脊椎動物の祖先は、約5億500万年前に生息していたピカイア(所説あり)と言われていますが、ポケモンにおけるミュウもいわばそれに近い存在で、古くからミュウ同士で子を産むことで別のポケモンが生まれたのではないか…と個人的には思います。

ミュウとミュウの組み合わせであれば子もミュウになるのではないか?と思いますが、ここで気になるのはミュウが『へんしん』を覚えることで、別のものに姿を変えたミュウが子を産んでいた可能性もあるかもしれません。

ポケモンの世界において普通の動物が存在するかはゲーム内で明確に描かれていませんが、ポケモンの分類に『ねずみポケモン』や『こいぬポケモン』と付けられたり、図鑑に『インドゾウ』と書かれたりしているので、ある程度普通の生物も生息しているのだと考えられます。

太古のミュウはそういった小動物や虫、もしくは植物、石などに変身した状態で子を産み、その結果としてコラッタやキャタピー、ナゾノクサ、イシツブテなどに少しずつ近づいていったと仮定すれば、ミュウがすべてのポケモンの先祖…というのも当てはまる可能性はありそうです。

この辺は公式の設定が明らかでないので憶測の域を出ませんが、ゲーム内でも『へんしんポケモン』であるメタモンがどのポケモンと掛け合わせてもタマゴが見つかるように、変身した姿が子に与える影響は大きいのかもしれません。


ミュウとアルセウス、どちらが先かはまだ明らかじゃない

ミュウがすべてのポケモンの先祖だとしても、そのミュウが生息していた世界をアルセウスが作ったのであれば、最初のポケモンはアルセウスということになります。

しかしその説はあくまで伝承なので確かではなく、そもそも昔のポケモン図鑑には『南米』や『中国』といった単語も出てくるので、舞台が地球であれば『地球を作ったのはアルセウス』というのは少し飛躍しているようにも思えます。

かといってミュウを先祖とするなら、例えミュウの子が様々な変化をしながら他のポケモンに分岐したとしても、逆にミュウの遺伝子を持ってアルセウスが生まれた…というのも考えにくく、謎は深まるばかりです。

そしてディアルガやパルキアがアルセウスから創られたように、他にも『レジ』と付くポケモンはレジギガスに創られていたり、『ポリゴン』や『タイプ:ヌル』は人の手によって創られていたりと、必ずしもすべてのポケモンがミュウの血統…というわけではなさそうです。

ゲーム内にポケモンのお墓があるように、ポケモンにも寿命があることは明らかになっていますが、それであればポケモンは種を増やすためにタマゴを産んで子供を増やすはずです。

それにも関わらず『タマゴみはっけん』グループに属している多くの伝説のポケモンは、やはりそもそも普通のポケモンとはまた違ったカテゴリーの生き物に含まれるのかもしれません。

それであればミュウもタマゴが見つからないポケモンですが、ほぼすべてのポケモンとの組み合わせでタマゴの見つかるメタモンも、メタモン同士で育て屋に預けるとメタモンのタマゴは見つかりません。

つまりタマゴを産めるポケモンに変身することでメタモンもタマゴが産めるようになる…という事なので、ミュウも通常の状態ではタマゴを産めませんが、タマゴを産める生物に変身したミュウ同士が掛け合わさって他のポケモンに変異したと考えれば、ミュウが祖先という辻褄は合うのではないかと思います。

…なお、過去の作品によってはミュウが『タマゴうみ』を覚えられるのはここだけの話です。


いずれにせよポケモンの歴史は非常に長い

ポケモンの始まりがミュウにせよアルセウスにせよ、その歴史は気が遠くなるほど長く、例えば深海に暮らしている『ジーランス』は1億年の長い間、姿の変わらなかったポケモンと図鑑に記されています。

他にもズガイドスやプロトーガ、ガチゴラスなど化石から復元したポケモンも1億年前に生息していたと記録されていて、それら古代のポケモンよりも更に前から存在していたとするならば、いったい何億年前から存在していたのか…それも気になるところです。

伝説のポケモンや幻のポケモンはいずれも生息数が非常に少なく、原作でいくら研究者が調べようとしてもそもそも必要なデータが集まりにくく、そこがあえて明確になることは今後もないのかもしれません。

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