どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)
2023年に年明けして早1週間…、最近は本当に時間が経つのが早く感じて、いつぞやに買ったゲームもクリアしないまま溜まってしまっている今日この頃です。
去年は『スプラトゥーン3』や『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』など大型タイトルを中心に遊んでいて、あまり数は遊べなかったので、今年はもっといろいろなゲームに挑戦したいと思います。
ハイクオリティの”けものフレンズ” ×” ロックマン”
今やゲームの種類は数えきれないほどになっていて、そもそもどのタイトルから手を付けよう…と悩んでしまいますが、やはりその中でも無料ゲームは気軽に遊べるのが嬉しいところです。
2022年11月30日にはSteamにて、アニメ『けものフレンズ』を題材にした二次創作ゲーム『メガサーバル』がリリース開始、誰でも無料でダウンロードして遊べます。
(けものフレンズの二次創作に関しては公式からガイドラインが提示されていて、許可が下りています。)
ゲームデザインは全体的にファミコン時代の『ロックマン』を踏襲していて、全体的に歯ごたえのある高めの難易度でありながら完成度も高く、無料とは思えないクオリティでまとまっていました。
私も原作の『けものフレンズ』はアニメを一通り見た程度の知識しかありませんでしたが、それでも十分楽しめたので、今回は簡単なレビューを書いてみようと思います!
オーソドックスなアクションにプラスしたやり応え
先ほども書いたように『ロックマン』をベースにした本作は非常にシンプルで、主人公のサーバルはひっかきによる攻撃、ジャンプ、スライディングの3つのアクションしか基本的に使いません。
ひっかき攻撃は衝撃波が飛ぶので意外と遠くまで届き、無理して敵に近づく必要もなく、どちらかというと適切な間合いで立ち回るのが攻略のカギになってきます。
登場する敵キャラクターはロックマンさながら多種多様で、ピョンピョンとランダムで跳ね回るもの、まったく動かずに一定間隔で弾を撃ってくるもの、非常に高い耐久力を持った大型のもの…非常にバリエーション豊かでした。

全部で12個のステージが用意されていますが、最初から解放されている8個のステージをどこから攻略するかは自由に選べて、その順番によってもゲーム全体の難易度も変わってきます。
特に敵からの攻撃で海に落ちやすい『アフリカニシキヘビ』のステージや、消える足場をタイミングよく乗り継がなければならない『ブラックバック』のステージはかなり難しく、最初に攻略するには少しハードルが高いかもしれません。
もちろんいつでもステージは中断して選びなおせるので、とりあえず冒頭部分だけ遊んでクリアできそうなら続行、難しければいったんやめて別ステージへ…という遊び方もできますが、どのステージでも最後にはセルリアンに操られたフレンズがボスとして立ちふさがります。

ボスのフレンズはいずれも特殊な能力を持っていて、『トキ』は羽を連続で撃ち出してくる他にも歌声の音波攻撃を仕掛けてきたり、『マーゲイ』は高速移動しながらブーメランのようにサイリウムを投げてきたり…、ある程度アクションゲームに慣れていなければ初見での突破は難しいです。
しかし何とかボスを倒せばフレンズはセルリアンから解放され、ギンギツネの研究もあってそのフレンズの能力をサーバルはコピーし、より次のステージが攻略しやすくなる…という仕組みになっています。
この辺りは本家ロックマンとまったく同じなので、ロックマンを遊んだことがあればおなじみのシステムとして受け入れやすいかもしれません。

ステージの敵キャラクターやボスフレンズには弱点が設定されているので、もし1つステージを突破して能力を覚えられたなら、『これが効きそうなフレンズは誰だろう…?』と推理しながら遊ぶのも醍醐味の1つです。
全体的な難易度が比較的高く、アクションゲームに不慣れであれば敷居が高く感じるかもしれませんが、やり応えがありながら遊びやすさにも配慮されていて、まず本作はどれだけミスをしても初期設定では残機が無限で、気軽にコンテニューができます。
難所を抜けた先やボスの手前には『ツチノコ』が立っていて、彼女の近くまでたどり着くとそこがチェックポイントになるので、リトライがしやすいのもありがたいところです。

この辺りの難易度は設定から細かく調整できて、残機数を無限から有限にしたり、敵から受けるダメージを大きくしたり、トゲに当たると即死にしたり、逆に穴に落ちてもミスにならずダメージだけにしたり、特殊な攻撃をエネルギー消費なしで撃てるようにしたり…プレイヤースキルに応じて遊びやすくカスタマイズ可能です。
私は最初から最後までデフォルトの設定で遊びましたが、たびたびミスでやり直しながらもストレスなく最後までたどり着け、およそ3時間ほどで一通りクリアができました。
確かにアクションゲームとしてやや難しいかもしれませんが、相手の配置や行動パターンを繰り返し遊んで覚えながら攻略していく、まさに昔さながらの面白さを体験できるゲームだったと思います。
ドット絵でもフレンズの表情が見える作り込み
『メガサーバル』はファミコンのロックマンを意識して作られているのでグラフィックも当時を思い出させるドット絵ですが、それにも関わらずフレンズは表情が見えてくるほど細かく作り込まれています。
特にステージ選択したときのボスフレンズのアニメーションは見ごたえがあって、『タイリクオオカミ』や『トキ』などはどのような特徴を持っているのかも動きで表してくれます。
主人公のサーバルももちろんクオリティが高く、待機中や攻撃、ダメージを受けたときなどで表情が変わるだけでなく、他のフレンズから入手した能力を使うときはサーバルの見た目まで様変わりします。

さらにこのゲームはステージのいたるところにフレンズが隠れていて、中でも『アライグマ』と『フェネック』は雪山で氷漬けになっていたり、ビルの隙間に挟まって落ちそうになっていたり…原作さながらのコミカルさが再現されていました。
背景や足場のグラフィックもステージによってそれぞれ違うものが作られていて、中でも『ナミチスイコウモリ』ステージは見るからに『悪魔城ドラキュラ』がモチーフにされており、そのグラフィックは一見の価値があります。
また、詳しくはいえませんが最後のボスもとあるゲームをパロディした内容になっているので…人によってはニヤリとくる演出かもしれません。
タイムアタックや探索などのやり込みも十分
ゲーム本編は3~5時間ほどでクリアできますが、各ステージにはHPの最大値を増やすアイテムが1つずつ隠されていて、これをすべて見つけ出そうとすれば隅々までの探索が必要になります。
最初からすべてのアイテムを手に入れるのは難しいですが、ボスのフレンズから手に入る特殊能力は移動に役立つものもあるので、1度クリアしたステージも改めて訪れると新しいルートが見つかるかもしれません。
コンテニューやリトライがしやすいとはいえ、最終決戦はかなり厳しいものになるので、事前にHPの最大値を増やすため探索を重視するのも良いと思います。

また、メインモードとは別にタイムアタックモードが用意されているので、ステージ攻略に慣れてきたら今度はスピードクリアも楽しめます。
タイムアタックは最初からすべての能力を使えますが、ステージの順番は毎回ランダムになり、難易度もデフォルトから変更できないので、腕試しにはピッタリのやり応えのあるモードではないかと思います。
強いていえばフレンズからコピーした特殊能力の使いやすさにはかなりバラつきがあって、中には攻略にあまり役立たないものもありますが…、それもある意味本家ロックマンと同じ…といえるかもしれません。
無料で遊ぶには十分すぎるボリューム
というわけで今回は簡単に『メガサーバル』の感想を書いてみましたが、フリーゲームとは思えないほどのクオリティで作られていて、アクションゲームが好きであれば間違いなく楽しめる1作だと思います。
私はアニメの『けものフレンズ2』までしか知識があまりなく、本作はスマホアプリの『けものフレンズ3』がベースになっているようですが、ストーリーの根幹が『フレンズたちがセルリアンに操られたから助けよう!』に尽きるので、原作を知らなくても問題なく楽しめます。

全体のゲームバランス、ドットで描かれたグラフィック、遊びやすさなどに配慮されているので、アクションが苦手な人や原作に詳しくない方でもとりあえずダウンロードして損はないと思います。
リリースからまだ1~2ヶ月ほどしか経っていませんが、定期的にバグ修正のアップデートも行われていて、今のところ問題になりそうな不具合は経験していません。
何気にオプションには衣装を変更する『メイドモード』があったりもするので、今後もいつの間にかグラフィックが追加される…?なんてこともあるかもしれません。
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