【レビュー】『Simple Fish Adventure』は予期しない動きともどかしさを楽しむゲーム

ゲームレビュー
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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

個人的な話なのですが、実は今年の8月にパソコンを買い替えまして、以前にもましてSteamなどのPCゲームを遊ぶようになりました。

普段はNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)など据え置きのゲームを遊ぶことが多かったのですが、以前まではパソコンのスペックの都合で遊べなかったゲームも遊べるようになったので、もっと色々なタイトルに触れてみたいな…と思う今日この頃です。

海を目指す魚になる『Simple Fish Adventure』

そんなパソコンのスペックを活かして…というゲームではないのですが、たまたまセールになっていた『Simple Fish Adventure』を買ってみたところ、これが単純でありながら意外と面白かったので、今回は簡単なレビューを書いてみようと思います。

これはプレイヤーが漁で捕まってしまった魚になって、お店の箱から抜け出して海を目指す…というあまり他に類を見ないテーマですが、海に行くまでの道中には危険がいっぱいで一筋縄ではいきません。

セールでなくとも元々の値段が410円と非常にお求めやすく、得手不得手にもよりますが初見なら5時間ほどあればクリアできるので、空いた時間でさっくり遊ぶのにもオススメのゲームです。

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操作は簡単、移動はもどかしい絶妙な難易度

『Simple Fish Adventure』の操作方法は非常にシンプルで、キーボードであればアローキーの左右と上しか使いません。

主人公の魚は左右のキーで頭や尻尾をビチビチと跳ねさせ、その勢いをうまく使ってコースを進んでいくのですが、コースは平坦な道だけではなく木箱が積み重なっていたり、邪魔になる果物が散乱していたり、屋根の上を通らなければならなかったり…、障害物を越えながら海を目指すのはなかなか大変な道のりになっています。

難しいのが『右を押せば右に進む』というわけでなく、魚は頭より尻尾の方が軽いので、普通に跳ね続けていると尻尾の方向に進みがちで、なかなか思った方向には進めないかもしれません。

特に上方向に跳ねるのはなかなか操作が難しく、高いところに飛び乗るのはかなり苦労するのですが、そんな時に役立つのが上キーを押すと発動するジェット噴射です。

この魚は不思議なことに尻尾からジェットを噴射が可能で、タイミングよく上キーを押すことで通常のジャンプでは考えられないくらい高く遠く飛ぶことができます。

これをうまく活用すれば障害物を一気に飛び越えられたり、複雑な地形を無視して移動もできるのですが、コースの後半になるとむしろこのジェット噴射を使いこなすのが前提の難易度にもなっているので、あまり難易度が高くない序盤で使い方のコツを掴めると後々楽になるかと思います。

それでも地面のちょっとした傾斜や段差でジャンプの挙動が変わってしまうので、なかなか思った通りには進めないかもしれませんが…、そのもどかしさを楽しむのがこのゲームの醍醐味で、海へたどり着いた時の達成感を高めてくれます。

このようなタイプのゲームは、かの『壺おじ』こと『Getting Over It』と同じような『苦行ゲー』とも呼ばれていますが、その中でも難易度は低めに設定されているので、初心者が最初に手を出してみるのにも良いかもしれません。


テクニックが活きる難所と、意外と広い探索要素

魚の動かし方は実際にプレイを重ねて覚えていくものですが、地面の傾斜に合わせた魚の跳ね方と、ジェット噴射をうまく活用しなければ簡単には越えられない難所が後半には用意されています。

序盤は障害物が多数配置されているだけでミスの心配はありませんが、中盤になると車の往来が激しい大通りを抜けなければならず、タイヤに轢かれてしまうと残念ながらチェックポイントからやり直しになります。

とはいえやり直しが大変なわけではなく、チェックポイントは短い間隔で定期的に置かれていますし、ミスになった後のリスポーンもかなりスムーズで、試行錯誤を重ねながら突破の方法を探るのは苦になりません。

そして海も近づいた終盤の浜辺では、地面がなだらかな斜面になっているためジャンプの角度が難しいだけでなく、一定時間で空からカモメが魚を狙って飛んできます。

飛んでくるカモメのルートは赤い線でレーザーのように表示されるので、そのルートから避けるように動けば良いだけ…とも思えるのですが、このカモメの数が想像以上に多く、避けた先に別のカモメが飛んできてやられてしまった…なんてことも少なくありません。

ジェット噴射をうまく利用すれば大ジャンプで距離を稼ぎながら回避もできますが、ジェット噴射を使うには画面左下に表示されているエネルギーが必要で、エネルギーが足りないとガス欠のように通常のジャンプしかできなくなってしまいます。

エネルギーは一定時間の経過で自動的に回復しますが、回復するまでは地力のジャンプで回避するしかないので、大きく動かず少しずつずれるように避けるとうまくいくかもしれません。

また、このゲームのコースにはあちこちにアイテムが隠されていて、通常では通らないちょっと外れたルートなど意外と探索要素が多く、衣装を手に入れると魚に着せ替えられるスキンが追加されます。

そもそも魚にオシャレ要素が必要なのか…?と思わなくもありませんが、パイロットの帽子や麦わら帽子、蝶ネクタイなどなど…意外にも種類が豊富なので、慣れてきたら集めてみるのも面白いかもしれません。


まさかのマルチプレイで最大4人まで遊べる

こういったタイプのゲームは1人で黙々と…というイメージがありますが、実はこの『Simple Fish Adventure』にはマルチプレイモードが用意されていて、なんと同じゲームを持っていれば最大4人まで同時に遊べます。

それぞれのプレイヤーがそれぞれの魚を同じコース内で動かすのですが、この魚同士は接触判定があるので、ぶつかり合って思いがけない妨害になってしまうことだけでなく、逆に他のプレイヤーを踏み台して新しいルートを開拓する…なんてこともあるかもしれません。

まだプレイを始めたばかりの初心者を助けるような協力プレイもできますし、ある程度ゲームに慣れてきた人で集まってゴールまでの競争やタイムアタックも面白い楽しみ方です。

このゲーム自体のボリュームはそこまで大きくありませんが、そもそも魚がビチビチと跳ねるシュールな光景が面白い部分でもあるので、多人数で魚を跳ねさせるその絵面だけでも一見の価値はあるかと思います。

最初にも紹介した通り、『Simple Fish Adventure』は410円と買いやすい値段なので、仲間内で購入して遊んでみるのもオススメです。


初心者も気軽に楽しめる苦行ゲーム…?

というわけで今回は『Simple Fish Adventure』の簡単なレビューを書いてみましたが、セール中の300円足らずで買った分は間違いなく楽しめたな…というゲームでした。

なかなか思い通りに動かせないもどかしさから最初はイライラするかもしれませんが…、ジェットを使いこなして大きなジャンプができるようになると、初見では5時間近くかかっていたコースも1時間足らずでクリアできるようになってきます。

実は私も配信でプレイしました。

周回プレイする必要は探索を除いてあまりありませんが、ゲーム画面の上部にはタイムが常に表示されているので、クリアタイムの短縮を目指したタイムアタックはなかなか熱いものがあります。

1人でひたすらゴールを目指す…というよりは、そのシュールな画面を見て笑いながら遊ぶのが楽しいので、可能であれば友人と一緒に遊ぶのがもっとも面白い遊び方かもしれません。

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