スイッチで遊べるターン制のローグライクでオススメなタイトルを5つ紹介してみる

任天堂以外のゲーム
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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)が発売されて気が付けばもう5年以上…時の経つのは早いものですが、この5年間で購入できるソフトの総数はなんと5,000本以上、どのタイトルを買おうかいつも迷ってしまいます。

私はあまりジャンルにこだわりがなく、面白そうなインディーゲームなどはつい買ってしまうのですが…それだけ積みゲーも増えていて、少しずつ消化しなければ…と思う今日この頃です。

『1000回遊べる』ターン性ローグライク

そんな様々なジャンルのゲームの中に、個人的に好きな『ローグライク』というものがあるのですが…、近年はローグライクを取り扱ったインディーゲームもかなり増えてきました。

ローグライクとは遊ぶたびにダンジョンの形や出てくる敵、落ちているアイテムなどがランダムで生成されて、身の回りのものだけでどうやって切り抜けるか…同じシナリオでも繰り返し遊べるのが魅力です。

古くから続くものでは『風来のシレン』や『トルネコの大冒険』といった『不思議のダンジョン』シリーズが有名ですが、近年でも『ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX』や『チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ!』など様々なタイトルがリリースされています。

これらタイトルはいわゆる『ターン制』が取り入れられていて、じっくり考えながら遊べるのも良いところなのですが…、ローグライクはミスをしてしまった場合アイテムをすべてなくしてしまったり、初心者には敷居が高いところも少なくありません。

そこで今回はNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)で発売されていて、慣れていない人にもオススメできる『ターン制ローグライク』のゲームをいくつか紹介してみようと思います!

元祖・繰り返し遊んで覚える楽しさ『風来のシレン5 plus』

スパイク・チュンソフトの開発する『不思議なダンジョン』といえば『風来のシレン』がおなじみですが、2020年12月にはシリーズ最新作になる『不思議のダンジョン 風来のシレン5 plus フォーチュンタワーと運命のダイス』が発売されました。

本作は2010年にDSで発売された『風来のシレン5』に追加要素を収録したもので、2015年のPS Vita版からシリーズに長らく動きがなかったのもあり、ニンテンドースイッチ版の登場はまさに待望だったと思います。

『1000回遊べるRPG』のキャッチコピーで知られる不思議なダンジョンシリーズは共通して『1ターンに1行動』で、シレンが1歩動けばダンジョンの敵も1歩動く、シレンが1回攻撃すれば敵も1回攻撃する…と、1手1手慎重に攻略できるのが最大の特徴です。

基本的にはダンジョンで剣や盾といった装備品、食べることで体力などの回復効果がある草やおにぎり、周囲に様々な影響を与える杖や巻物などを拾い集めて最下層を目指すのが目的になります。

落ちているアイテムがランダムなので、運が悪いと同じような武器ばかり落ちていてパワーアップできなかったり、最悪おにぎりなどの食料が見つからず餓死してしまったり…なんてこともありますが、しっかりと持ち物を管理しながら焦らず対処すれば切り抜けられることも少なくありません。

こちらが動かない限り敵も動かないので慌てる必要はありませんし、シリーズを重ねているだけあってチュートリアルも豊富なので初心者がローグライクを楽しむ入り口としてはピッタリだと思います。

ただし、本作は遊びやすく作られているといっても難易度は決して低くなく、最初は拾ったアイテムの有効な使い方が分からなかったり、初めて見る敵の特殊能力が分からず追い詰められてしまったり…いわゆる『初見殺し』の要素も多く存在します。

ダンジョンで倒れると持っていたアイテムはすべて失うので、せっかく手に入った強力な装備がなくなってしまった…とショックを受けるかもしれませんが、基本的には『死んで覚える』ゲームなので何度も繰り返し遊んで対処法を覚え、自分の経験値を貯めるのが何よりもクリアへの近道です。

『1000回遊べる』のキャッチコピーに違わず順番にダンジョンを攻略するだけでも相当なボリュームがありますが、武器や防具を合成して最強の装備品を目指したり、すべてのアイテムを手に入れて図鑑の完成を目指したり…やり込み要素も含めればかなり長く遊べるのは間違いありません。

  • 遊びやすさ
    4
  • 飽きにくさ
    4
  • ストーリー性
    3
  • やり込み要素
    5
  • コストパフォーマンス
    4

人間の姿を取り戻す物語『ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX』

不思議のダンジョンシリーズは様々なゲームタイトルとコラボしていますが、『ポケットモンスター』とコラボした『ポケモン不思議のダンジョン』も2005年からシリーズ展開していて、細かなマイナーチェンジ版も含めれば11作品もリリースされています。

一部Wiiウェアで配信されていたタイトルは現在遊べませんが…、2020年3月に発売された『ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX』はシリーズ1作目に当たる『ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊』のリメイク作で、トゥーンレンダリングされた3Dの世界の美しさも大きな話題を呼びました。

本作は人間だった主人公がある日ポケモンになってしまい、ポケモンだけの世界に迷い込んでしまうのですが、そこで友達になったポケモンと救助隊を結成、みんなの悩みを解決しながら元に戻る方法を探ります。

ゲームを始めると最初に心理テストが始まって、その回答によって『フシギダネ』や『ヒトカゲ』など自分の姿が決まるのですが、リメイク版では自分の好きなポケモンに選びなおせるようになったので『エネコ』や『コダック』などちょっと変わったポケモンで始めるのも面白いかもしれません。

不思議なダンジョンシリーズなので風来のシレンと同じように『1ターンに1行動』の原則は変わりませんが、ポケモンのエッセンスがふんだんに取り入れられていて、例えば攻撃も本家のように『でんきショック』や『ひのこ』といった技を繰り出して戦います

技は4つまで覚えられますが、もちろん技のタイプによって相性がありますし、それぞれPP(使用回数)が決められているので強力な技を集めれば良い…というわけでもないのが難しいところです。

しかしベースがポケモンであることを考慮してか難易度はやや抑えられていて、まず自分を含めた仲間のポケモンはレベルを引き継ぐので鍛えれば鍛えるだけ楽になりますし、たとえ冒険に失敗してもお金と持ち物の一部を失うだけなので、他の不思議なダンジョンに比べても気軽に楽しめます。

本作はリメイク前が2005年に発売されたものなので、一部を除いて『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』以降のポケモンは登場しませんが、それでも400種類近くのポケモンを仲間にして育成できるのでやり応えも十分です。

そしてなによりポケモン不思議なダンジョンシリーズはストーリーの評価が非常に高く、本作も様々なポケモンとの出会いと別れや、決して平和なままでは終わらない起伏のある展開は一見の価値が間違いなくあります。

  • 遊びやすさ
    4
  • 飽きにくさ
    3
  • ストーリー性
    5
  • やり込み要素
    4
  • コストパフォーマンス
    3

リズムに合わせたローグライク『クリプト・オブ・ネクロダンサー』

不思議なダンジョンを始めとした見下ろし型のローグライクはじっくりと考えられるのが特徴でしたが、カナダで開発された『Crypt of the NecroDancer(クリプト・オブ・ネクロダンサー)』は『リズムに合わせたローグライク』という独特なシステムが高い評価を得ました。

本作はダンジョンの形がランダムで生成される、アイテムや敵の位置がランダムで決まる…などの要素は一般的なローグライクと同じですが、こちらが1回行動したら1ターン…ではなく、BGMのビートに合わせて勝手にターンが進んでいきます

つまりこちらが何もしなくても敵は動き続けていて、こちらもBGMの4拍子に合わせて行動しなければペナルティを受けてしまうので、じっくり考えている暇はなく咄嗟の判断が求められるのが特徴的です。

ダンジョンのBGMはすべての階層で違っていて、ゲーム終盤は単純に出てくる敵が強力なだけでなく、音楽のテンポが早かったり少しリズムをつかみにくい曲調だったり…プレイヤーのリズム感も攻略に大きく影響します。

ダンジョンに登場する敵はビートに合わせて規則的な行動をしてきますが、『スケルトンは止まると進を繰り返して近づいてくる』『ドラゴンは横の直線に立つと炎を吐く』など動き方の特徴を把握し、相手の移動先に合わせて攻撃しなければなりません。

主人公の『ケイデンス』が最初に装備している『ダガー』は目の前1マスしか攻撃できませんが、前方横3マスを一度に攻撃できる『ブロードソード』や、1マス前進しながら前方2マスを攻撃できる『レイピア』など多種多様な武器がダンジョンには眠っていて、武器の特性を活かすのも攻略には大きく関わってきます。

運が良ければリロードが必要なものの正面4マスを貫通攻撃できる『クロスボウ』や、攻撃した際さらに周囲8マスにダメージを与える『エレキダガー』などが拾えることもあるので、強力な武器が手に入ったときは何とか最深部を目指したいところです。

考える時間が短いのでローグライク初心者には少し難しいかもしれませんが、リズムに合わせて移動するだけでもかなり面白いタイトルなので、音楽ゲームなどを好む人にはよりオススメかもしれません。

ちなみに2019年には『ゼルダの伝説』とコラボレーションした『ケイデンス・オブ・ハイラル: クリプト・オブ・ネクロダンサー feat. ゼルダの伝説』というタイトルがリリースされていて、こちらも『ローグライク+リズム+ゼルダの謎解き』がうまく融合した面白いタイトルになっています。

  • 遊びやすさ
    3
  • 飽きにくさ
    4
  • ストーリー性
    2
  • やり込み要素
    4
  • コストパフォーマンス
    4

捕らわれた宝石の住人でパーティを組む『ビビッドナイト』

ローグライクといえばかつては『死んだらやり直し』のシビアなイメージでしたが、2021年12月に発売された『ビビッドナイト』は色鮮やかなキービジュアルもあってかなりポップな印象を受けると思います。

本作の主人公である『輝石姫アメリ』はとある小さな王国の姫で、城を抜け出しては宝石術を習いに行くのが日課になっていましたが、ある日アメリが城を抜け出している間に『黒の魔女』によって王国の住民が宝石に封じられてしまい、彼らを取り戻すため黒の魔女の潜む地下迷宮に挑みます。

ビビッドナイトのダンジョンはいくつもの小部屋に分かれていて、部屋によってお宝が隠されていたり敵が潜んでいたり、お店があったり宝石になった住民が見つかったり…ローグライクでありながらどこかボードゲームのような雰囲気も感じるかもしれません。

主人公のアメリは単身地下迷宮に挑みますが、彼女自身は戦闘能力を有しておらず、ダンジョンで見つけた住民を一時的に宝石から開放してパーティに組み込みモンスターと戦います。

宝石になった住民は宝箱から見つけられたり、宝石屋から購入することで増やせるのですが、もちろん仲間にできる住民も毎回ランダムなので、冒険の旅に違った編成での攻略が求められます。

モンスターとの戦闘はターン制で、宝石から解放された住民は素早さのステータスが高い順に自動で戦ってくれますが、アメリも手元の攻撃魔法や防御魔法の宿ったジェムを使うことで様々な支援ができます。

宝石となった住民は力をいくつかに分割されて封印されているらしく、同じ住民の封じられた宝石が何個か見つかることもありますが、同じ宝石を3つ集めて合体させるとアップグレードできて、よりパワーアップした住民をパーティに入れることができます。

パーティの組み合わせとアップグレードの方針によっては非常に強力な編成にすることもできるのですが、狙っている仲間の宝石が手に入るかは運によるところが大きいので、時としてまとまりのないパーティになって全滅…という可能性もあり、いっそ『今回は運が悪かったな』と諦めがつくバランスにもなっています。

考えることがまったくない…というわけではありませんが、宝石もジェムも時の運に任せる部分が多く、パーティの編成さえ済めばオートで戦闘を進めてくれるため、ローグライクに触れたことのない人でもカジュアルに楽しめるタイトルだと思います。

  • 遊びやすさ
    4
  • 飽きにくさ
    3
  • ストーリー性
    2
  • やり込み要素
    4
  • コストパフォーマンス
    4

サイコロの目で状況が変わる『Dicey Dungeons』

ターン制のローグライクといえばやはり不思議なダンジョンのような見下ろし型の視点が思い浮かびますが、2020年12月に発売された『Dicey Dungeons(ダイシーダンジョンズ)』は『デッキ構築型ターン制ローグライク』という少し変わった形のゲームになっています。

本作はなんでも願いが叶うという『ダイシーダンジョンズ』に挑む6人の挑戦者が主人公ですが、彼らはダイシーダンジョンズの主である『レディラック』にサイコロの姿に変えられてしまい、元に戻るには元凶であるレディラックを倒さなければなりません。

操作できるキャラクターは『戦士』『盗賊』『ロボット』『発明家』『魔法使い』『道化師』の6人で、それぞれ違った特徴やアビリティを持っていますが、いずれもカギになるのはサイコロの目で、出目の良し悪しでダンジョン攻略にも大きな影響があります。

ダンジョンの構造はいくつかのパターンがあるものの毎回ランダムで、プレイヤーは宝箱から手に入れた様々な武器や魔法のカードをデッキに組み込み、サイコロを振りながらモンスターとターン制のバトルを繰り返します。

例えば戦士は『剣』というカードを使って攻撃できますが、これはサイコロの目がそのまま威力になるので、6ダメージ与えられることもあれば1ダメージにしかならないこともあります。

『バトルアックス』というカードは出たサイコロの目の2倍のダメージが与えられますが、最大で4までの出目しか受け付けていないので、4が出れば8ダメージを与えられますが5や6の目が出た場合は対応できず無駄になってしまいます。

これだけ聞くとただの運ゲー…と思ってしまうかもしれませんが、中でも重要なのが自分のサイコロの目を操作するカードで、例えば『結合』というカードは自分の振った2つのサイコロの数値を合計できて、手元に4の目のサイコロが2つあった場合、結合すると数字がまとまり『6の目』と『2の目』の2つになります。

このようにサイコロの目を操作しながら使えるカードと出目を組み合わせるのは運の要素がありながら戦略性も高く、キャラクターによって立ち回りも変わってくるので、シンプルなルールでありながらやり応えは十分です。

なお、敵もサイコロの出目によって攻撃方法や威力が変わってくるので、もちろん運が悪ければあっという間にやられてしまうかもしれませんが…、それでも比較的初心者が遊びやすいローグライクに収まっているのではないかと思います。

  • 遊びやすさ
    4
  • 飽きにくさ
    4
  • ストーリー性
    2
  • やり込み要素
    3
  • コストパフォーマンス
    4

紹介しきれないほどのローグライクゲームがある

というわけで今回は『オススメなニンテンドースイッチで遊べるターン制のローグライク』を5つ紹介してみましたが、正直なところ紹介しきれないほど他にもいろいろなタイトルがあって、今回は本当に一部だけの紹介になってしまいました。

まだ個別のレビュー記事が書けていないタイトルばかりなので追々増やしていきたいと思いますが…、個人的には他にも『魔法の女子高生』や『ドラゴンファングZ』などもオススメで、探せば初心者にも遊びやすいタイトルはもっと見つかります。

また、近年はターン制のものだけでなく『Dead Cells』や『HADES』などハクスラ要素の強いローグライクも多く出ているので、そちらもそのうちまとめられればと思います。

私自身は『風来のシレン』が初代から好きなので、可能であれば『風来のシレン6』もいつか出て欲しいところですが…、今後も様々な『不思議なダンジョン』が展開されると嬉しいところです。

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