『ゼルダの伝説』の歴代リンクが使える『不思議なちから』を簡単にまとめてみた

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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

2023年5月12日に発売が予定されている『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』ですが、3月29日にはプロデューサーの青沼さんによる実際のプレイ映像も公開され、より発売日を待ち遠しく感じている方は多いのではないかと思います。

前作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の時点でもその広大なマップにワクワクしましたが、今作はさらに空中の『空島』にまで世界が広がっていて、私も早く遊んでみたい今日この頃です。

歴代リンクに備わった『不思議なちから』

青沼さんのプレイ映像だけでも新しい発見が続々見つかる中で、やはり特に気になるのが『モドレコ』『スクラビルド』『ウルトラハンド』『トーレルーフ』といった新しい能力ではないかと思います。

公式サイトのトピックスによると『前作からリンクの能力が一新』と書かれているので、『マグネキャッチ』や『リモコンバクダン』などは登場しないのかもしれませんが…、それでもこの新たな能力でどのような冒険が描かれるのか楽しみです。

また、今回の映像では世界観やアクションについて分かってきたのに対し、具体的にどのようなストーリーで、前作とどうつながってくるのかはまだ分からない部分が多く、そちらの詳細も気になります。

『ゼルダの伝説』の主人公の名前は『リンク』で共通していても、作品によっては時代が違うため同姓同名の別人として扱われていて、それぞれ違った『不思議なちから』を身に付けていることがありました。

ティアーズ オブ ザ キングダムは歴代シリーズの中でも飛びぬけて変わった能力ですが…、今回はそんな『歴代リンクの不思議なちから』について簡単にまとめてみようと思います!

剣と盾と『魔法のちから』が色濃かった初期ゼルダ

『ゼルダの伝説』は1986年に1作目が発売され、当時は『剣と魔法のファンタジー』が大きな人気を集めていたこともあって、本作も高い評価を得ていました。

1作目の時点で『ゼルダの伝説』らしく剣や盾、ブーメランなど様々な道具を使い分けるシステムができあがっており、まさに現代のゼルダの礎といえる作品になっています。

当時はまだリンクに特別な力も備わっていないように思えますが…、HPが最大のときに剣を振ると『ソードビーム』が放てて、これは近年のタイトルにも引き継がれている攻撃の1つです。

1987年には続編『リンクの冒険』が発売され、本作はシリーズでも珍しく経験値やレベルアップといった要素が含まれていて、全体的に高い難易度でも知られています。

『リンクの冒険』では剣と盾に加えて『魔法』が前面に出ていて、各地の町にいる魔術師から教えを受けることで『SHIELD』『JUMP』『LIFE』など、全部で8種類もの魔法を習得できました。

のちの『ゼルダの伝説』シリーズでもMPを使った要素は数多くありますが、魔力を消費して魔法を使う…といった行為はこれが初めてで、謎解きやダンジョンの攻略にも大いに関わっています。

その後1991年発売の『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』でも魔法の力は大いに活躍し、『ファイアロッド』や『アイスロッド』、敵のあらゆる攻撃を無効化できる『バイラの杖』などなど…うまく扱うことで攻略もグッと楽になりました。

そして世界に隠された『魔法のメダル』を手に入れることで『シェイク』『ボンバー』『エーテル』の3種類の魔法を身につけられて、膨大な魔力を消費しますが、画面内にいる敵すべてにダメージを与えることが可能です。

『神々のトライフォース』以降の魔法はリンクそのものが習得しているというより、いわゆるマジックアイテムの力を借りていたり、大妖精から魔法のアイテムを授けられたり外部的要因が大きいとはいえ、リンク自身に『魔力(MP)』がある時点でまたそれも特別な力…だったのかもしれません。

ゼルダの歴史の中で欠かせない『楽器のちから』

歴代『ゼルダの伝説』を振り返ると、1998年発売の『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のタイトルにも含まれているように、様々な楽器がゲームに関わっています。

ルーツをたどると初代『ゼルダの伝説』にまでさかのぼって、このときはレベル5ダンジョンのボスに『とある音が嫌い』という設定があり、リンクが『笛』を使うことで弱体化させることができました。

『神々のトライフォース』ではオカリナが初登場し、本作の隠し要素の1つでしたが、不思議な力が込められたオカリナを吹くことで巨大な鳥が飛んできて、ワールドマップの好きなところまでリンクを運んでくれます。

そして『時のオカリナ』ではタイトルの通り、ハイラル王家に伝わる秘宝『時のオカリナ』が物語のカギとなり、聖地に向かう『時の扉』を開くためにも必須のアイテムになっています。

また、奏でるメロディによって様々な効果をもたらし、『嵐の歌』で豪雨を呼び寄せたり、『太陽の歌』で昼夜を逆転させたり…、通常ではありえない『不思議な現象』を引き起こしました

続編となる『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』ではよりオカリナの重要性が増していて、3日で月が落下してしまう危機のさなか、『時の歌』で時間を巻き戻すことがゲームの根本にも組み込まれています。

のちの作品でも『ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 時空の章』では『時のたてごと』で現在と過去を行き来したり、『ゼルダの伝説 大地の汽笛』では『大地の笛』で様々な唄を奏でたり…、種類は変われど楽器との関りは深く描かれていました

2002年発売の『ゼルダの伝説 風のタクト』は楽器ではありませんが『タクト(指揮棒)』が重要なアイテムで、こちらも決まった方向にタクトを振ることで様々な唄となり、中でも風向きを変えられる『風の唄』は大海原での冒険において欠かせない存在です。

これらの『不思議なちから』は基本的に楽器に込められていて、リンクそのものに備わった能力…というわけではないものの、『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』や『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』など、のちのタイトルでも象徴的なものとして楽器が登場しています。

本来のリンクとは違った能力を発揮する『変身のちから』

これまで紹介してきた数々の能力は間違いなく『不思議なちから』ですが、いずれも特別なアイテムを使っていることが多く、『リンクがどのように扱ったか』も大きな要因になっています。

そんな中、リンクが何か道具を使うのではなく、リンクそのものの姿が変わってしまう作品もあって、特に2000年発売の『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』は印象に残っている方も多いのではないかと思います。

本作は『仮面』を被ることで様々な姿へ変身できて、『デクナッツの仮面』を身に付ければデクナッツに、『ゾーラの仮面』を身に付ければゾーラに…と、リンクとは違った種族の能力を発揮できました。

しかしこの仮面はその世界で生きていた人物の魂、いわば亡骸のようなもので、なぜその姿に変身できるのか、どうして外見までそっくりになるのか…などの理由は明らかにされておらず、歴代シリーズの中でもどこか異質な恐ろしさがあります。

ラスボス戦のときだけ使える『鬼神の仮面』は白目で銀髪、3mを超すほどの大男に変身し、まさに鬼神と呼ぶにふさわしい強さを身に付けますが、その入手の難しさから当時苦労した方も多かったかもしれません。

2006年に発売された『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』では光を奪われた世界『トワイライト』に入ることで『ウルフリンク』に変身し、こちらもこのタイトルを象徴する要素として広く知られています。

獣になったリンクは身軽さを活かした素早い動きだったり、柔らかい地面を掘って地面に潜ったり、当然ではありますが人間とは違った様々なアクションが使えて、『人』と『獣』を切り替えた謎解きがゲームのキモでした。

『ムジュラの仮面』も『トワイライトプリンセス』も、リンクではできないことをどのように成し遂げるかがカギになっていて、また他の作品とは一味違ったコンセプトだったのではないかな…と思います。

ちなみにウルフリンクはamiiboが発売されていて、『ブレス オブ ザ ワイルド』では読み込ませるとウルフリンクを呼び出せましたが…、『ティアーズ オブ ザ キングダム』ではどのように扱われるのかも気になるところです。

ゼルダのアタリマエを見直した『古代のちから』

数々の『不思議なちから』を活用して謎を解くのが醍醐味の『ゼルダの伝説』ですが、2017年発売の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』はこれまでの『ゼルダのアタリマエ』を見直し、その圧倒的な自由度の高さもあって大きな人気を博しました。

これまでは1つの謎に対して用意された解き方を模索していくのが基本だったのに対し、本作はどの謎も答えが1つではなく、中には開発も想定していない方法でダンジョンを突破した…なんて事例も少なくありません。

その自由度の高さに一役買っているのが『シーカーストーン』というアイテムで、これにはアプリのように様々な機能が備わっており、リモコン式のバクダンを一瞬で作り出したり、カメラのように風景を写真に残したり…まさに人知を超えた力といえます。

『マグネキャッチ』は『マグネット + キャッチ』の名前の通り、磁力を発生して金属を引き付け、どれだけ重たいものでも持ち上げて自由に操れました。

過去作でも『パワーブレスレット』で重いものを持ち上げたり、爆弾を使って破壊したり…と物理的に干渉することはありましたが、このような不思議な力で物体を操るのは珍しく、使い方によっては鉄の塊を敵にぶつけて大ダメージ…なんてことも可能です。

他にも『ビタロック』はリンクから直線状に光を飛ばし、当たった物体の時間を止めてしまう特殊なもので、こちらも過去の作品ではなかなか類を見ないほど強力な力でした。

時間の止まった物体には物理エネルギーが蓄積するので、固まった岩を攻撃し続けてその方向に思いっきり吹き飛ばしたり、動きを止めた敵キャラクターに大ダメージを叩き込んだり…工夫次第で様々な使い方ができます。

これら機能をまとめているシーカーストーンは一万年前の古代シーカー族の技術で作られていて、どのような過酷な環境でも絶対に壊れない強度はまさにオーパーツといえます。

『ティアーズ オブ ザ キングダム』は見る限りシーカーストーンとも違った力を使っているように思えますが…、実際にどのような描かれ方をするのかも気になるところです。

作品ごとに違った楽しみ方がある

というわけで今回は歴代『ゼルダの伝説』における『不思議なちから』を簡単にまとめてみましたが、思い返してみると昔は魔法ももっと身近なもので、より王道ファンタジーの要素が強かったのかもしれません。

『時のオカリナ』などに登場する楽器も『ムジュラの仮面』の仮面による変身も、タイトル通りそれぞれの作品を象徴していて、ゲームごとの楽しみ方が用意されていました。

個人的には『ゼルダの伝説 風のタクト』をよく遊んでいたので、風向きを変えるギミックが印象深く、唄を覚えてできることが増えていく感覚は遊びとしてとても面白かったのを覚えています。

『ティアーズ オブ ザ キングダム』の新たな能力もどれも面白そうで、特にアイテムとアイテムを組み合わせる『スクラビルド』はどんな新しい道具が作り出せるのか、今から使ってみるのが楽しみです。

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