ゼノブレイドが好きな人にほど『バテン・カイトス』をオススメしたい5つの理由

任天堂のゲーム
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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

2020年2月21日にNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)向けソフト、『あつまれ どうぶつの森』のニンテンドーダイレクトの配信があり、これまで以上にパワーアップした数々の新しい要素に驚きました。

しかし、通常版ニンテンドーダイレクトは2019年9月から未だに配信されておらず…、春以降に発売される新作ソフトの情報を待ち望んでいるユーザーも多いようです。

確かに『メトロイドプライム4』や『ベヨネッタ3』、『女神転生5』など開発が発表されてから音沙汰のないタイトルもいくつかあるので、そういった意味ではそろそろ続報が欲しい頃…かもしれません。

私も急かすわけではありませんが、こうやってゲームのブログを書いている以上、常に新作タイトルの情報は気になってしまう今日この頃です。

ゼノブレイドに隠れた?モノリスソフトの名作『バテン・カイトス』

そんな開発が発表されたタイトルの1つに、Wiiで発売された『ゼノブレイド』をニンテンドースイッチ向けにリファインした『ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション』があります。

Wii版でもその世界観の作り込みとボリュームの大きさから話題になりましたが、ディフィニティブ・エディションではグラフィックもHD解像度に描き直され、更に主要キャラクターはモデリングまで新しくなっています。

開発は任天堂の子会社である『モノリスソフト』で、過去には『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や『スプラトゥーン2』の開発にも携わり、今や230名を超える従業員を抱えた立派なスタジオに成長していますが、元々はバンダイナムコ傘下の小さな組織であり、設立当時はスタッフもわずか20名しかいませんでした。

今でこそそんな『ゼノ』シリーズで有名になったモノリスソフトですが、実は2003年12月にゲームキューブにて『バテン・カイトス 終わらない翼と失われた海』というRPGも開発をしています。

知名度は『知る人ぞ知る』タイトルかもしれませんが、私個人としては当時大いにハマっていたゲームなので、ぜひ『ゼノブレイド』のファンには機会があれば『バテン・カイトス』も遊んでみて欲しいと思います!

アクの強さがクセになるキャラクター達

『バテン・カイトス』の魅力を語るのであれば、まず最初にアクが強くも個性的なキャラクター達が挙げられます。

RPGの主人公のイメージいえば、正義感が強く敵に立ち向かっていくような人物が多いと思いますが、『バテン・カイトス』の主人公である『カラス』はひねくれた性格をしていて、なかなか他のゲームでは見られないキャラクターになっています。

その性格の悪さはヒロインの『シェラ』からもたしなめられるほどであり、例えば亡くなった冒険者の持ち物を『死人には不要なもの』と躊躇なく拾おうとしたり、利益がなければ困っている人を『助ける理由がない』と見捨ててしまったり、『ゼノブレイド』の主人公と比べてもかなりかけ離れた性格をしています。

バテン・カイトスの世界においてほとんどの人は『こころの翼』を持っていて、普段は目に見えませんが、集中する事でオーラのような翼を背中から生やして空を飛べるようになります。

しかし、カラスは何故か生まれつき『こころの翼』が右側にしかなく、それを補うために祖父に作ってもらった『飛翔機』という機械を左側に付けて空を飛んでいました。

ところが、アルファルド帝国の軍人である『ジャコモ』にカラスは祖父と弟を殺されてしまい、その境遇から簡単には他人を信じない、打算的でひねくれた性格になってしまいました。

カラスは旅の途中で魔法使いの『シェラ』と出会い、帝国が邪神の復活を計画している事実を知りますが、あくまでカラスの目的は『帝国のジャコモを倒して仇を取る』事であり、世界の平和にも関心がなく、一般的なRPGの主人公像とはかなり異なっています。

そんな自己中心的で世界の危機にも無関心だったカラスですが、仲間と共に旅を続けるうちにその心境にも変化があり、彼がどのように精神的な成長を遂げるのか…も見どころのひとつです。

『バテン・カイトス』はキャラクターのデザインを含め全体的にクセが強く、そのせいで食わず嫌いをされていた部分がありましたが、だからこそそれぞれのキャラクターの個性も際立っていて、ストーリーを最後まで進めた時の愛着も大きくなってきます。

ちなみに『バテン・カイトス』のキャラクターデザインを担当した日暮央さんは、『ゼノブレイド2』のレアブレイド『ウカ』をデザインされた方でもあるので、意外と最近になって見た事のある人も多いかもしれません。


『ゼノブレイド2』にも共通する世界観の作り込み

『バテン・カイトス』の世界は一つに繋がっているわけではなく、浮島のように空の上に複数の大陸が存在しています。

それぞれの大陸によってもちろん特徴も違い、物語の始まりになる大陸『サダルスード』は豊かな自然に恵まれたのどかな土地ですが、それでも中心都市である『フェルカド』は歴史のある街並みが有名で賑わっており、他の大陸との交流も盛んに行われています。

このようにそれぞれ違った風土の大陸がいくつも存在するのは、ニンテンドースイッチで発売された『ゼノブレイド2』にも近しいかもしれません。

主人公のカラスとシェラは、これら数々の大陸を渡り歩きながらそれぞれの土地で仲間を増やしていきますが、生活してきた国によって考え方や戦い方も違うので、仲間たちとの会話を通じてより深く世界観を理解できます。

またそれぞれの大陸自体も個性が強く、サダルスードのような自然に溢れた大陸もあれば、多くの漁師が住んでいる『ディアデム』は美しい雲に囲まれた幻想的な大陸だったり、『幻影都市ミラ』ではまるで絵本を閉じ込めたような不思議な村が存在したりと、それぞれの大陸を巡るだけでもかなり楽しめるかと思います。

カラスの目的は『帝国アルファルド』の軍人ジャコモを倒す事なので、もちろん物語の途中で帝国にも訪れるのですが、帝国は技術力の高さから飛びぬけた国力を持っていて、戦車や戦艦を始めとした大型の兵器をいくつも所有した軍事的な国家になっています。

しかし、科学に頼り切った生活が原因で帝国の人間は『こころの翼』を失ってしまい、機械仕掛けの翼や空中に浮かぶポッドなどを活用して暮らしているのも、他の国と比較した時の異質さが際立っていて、より物語や世界観にも厚みを出しています。


どんなものでもアイテムになる『マグナス』の存在

世界観やキャラクターの作りこみも素晴らしいのですが、何よりも最大の特徴が『マグナス』というカードの存在です。

この世界ではあらゆる物体から『マグナエッセンス』を取り出してマグナスに封印でき、そのエッセンスが封じられたマグナスを開放すると元の物体に戻す事もできます。

例えば冒険者にとって一般的な武器『ショートソード』のマグナエッセンスをマグナスに封じ込めておけば、わざわざショートソードそのものを持ち歩かなくても、マグナスを開放するだけでショートソードを手元に復元できます。

あらゆる物体をカードに変換して持ち歩ける…と考えると分かりやすいかもしれません。(グリー◯アイランドかな?)

あまりに大きなものは変換できないようですが、マグナス化できるものは武器や防具に限らず『食べ物』や『魔法』などなど…、あらゆるものをマグナスにして持ち運べるようになっています。

これが『バテン・カイトス』の世界の根幹にあって、例えば『炎』をマグナスにして持ち歩くことで氷に閉ざされた道を切り開いたり、『雲』をマグナスから解放する事で新しい雲の道を作って先に進んだり…と、ゲームの謎解きにもたびたび活用されています。

どのようなものでもマグナスにできるという設定から、このゲームにはアイテムの数が非常に多く、『ロングソード』や『バックラー』といった装備品はもちろん、『バナナ』『苺』『たけのこ』などの回復アイテム、『彫刻刀』『枯れた花』『借金』など何に使っていいのか分からないアイテムまで…、その総数は特殊なものも含めればなんと1000を超えます

更に面白いのがこのゲームには時間経過の概念があって、例えば『たけのこ』は体力回復ができる序盤では貴重なマグナスですが、この『たけのこ』をしばらく持ち続けているといつの間にか『青竹』に変化しています。

『青竹』は食べられないので体力回復…という訳にはいきませんが、代わりに攻撃用のアイテムに変化していて、それこそショートソードやロングソードよりも高い攻撃力を持っています。

これによって使いやすかったマグナスがいきなり腐って使えなくなってしまったり、逆に使い道の分からなかったマグナスが変化して強力なマグナスに変貌したり…、たまに手持ちのマグナスを確認するだけでも思わぬ驚きがあるかもしれません。


カードバトルとコマンドバトルが融合した独特なシステム

『バテン・カイトス』のジャンルはRPGですが、そのバトルはターン制でありながら、コマンドバトルとは違った独自のシステムになっています。

剣や盾など様々な装備品がマグナスになっていますが、決してその中からひとつを選んでキャラクターに装備させる…というわけではありません。

このゲームでは『攻撃用のマグナス』『防御用のマグナス』『回復用のマグナス』などを複数枚選んで、カードゲームのようにキャラクター毎にデッキを構築します。

敵との戦闘ではそのマグナスのデッキから一定の枚数のカードを手札にし、攻撃用のマグナスを選ぶ事で相手に攻撃ができます。

なので、デッキのバランスが良くなければ防御用のカードばかりを引いてしまい攻撃ができなかったり、肝心な時に回復のマグナスが引けずにそのままやられてしまったりと、構築の時点で戦略的な考えも必要になってきます。

また、マグナスにはそれぞれ属性が設定されていて、純粋に能力の高いものだけをデッキに組み込めば良いという訳でもありません。

自分のターンの時に連続して攻撃用マグナスを選べばそれだけ連続攻撃を行えますが、もしも水の属性を持った『アイスダガー』と炎の属性を持った『フレイムソード』を同時に使うと、それぞれの属性の効果が相殺され相手に与えるダメージが少なくなってしまいます。

敵にも弱点の属性が設定されているので、できるだけそれを狙った方がバトルを有利に進められますが…、相反する属性のマグナスをできるだけ使わずにいかにバランスの良いデッキを組めるのか、それを考えるのも1つの面白さです。

そしてこのゲームはターン制とはいえ、決してのんびりできるゲームではありません

敵からの攻撃をガードするには、こちらも手札から防御用のマグナスを出す必要がありますが、『こちらがカードを選ぶと相手が攻撃をしてくる』のではなく、『相手の攻撃が当たるまでにこちらが手札からカードを出す』必要があります。

そのため、どのカードを出そうかと迷っていると敵の攻撃が先に当たってしまい、何も防御ができないままこちらの体力が削られてしまいます。

敵が強くなるほど相手の攻撃回数も増えていくので、こちらもテンポよく防御用のマグナスを手札から出さなければならず、実際にやってみるとなかなか忙しいのですが…、これが絶妙な難易度のバランスとテンポの良さを生み出しています。

バトル中に調合?序盤でも強力なマグナスが作り出せる面白さ

マグナスを組み合わせてデッキを作るというシステムの都合上、できる限り強力なカードをたくさん集めるのがこのゲームでは重要です。

マグナスを手に入れるには敵を倒したり、お店で購入する以外にも、先ほど紹介したように手持ちのマグナスをしばらく放置して別のマグナスに変化させる方法もあります。

更にこのゲームでは、様々なマグナス同士を掛け合わせて新しいマグナスを生み出す事もできます

『バテン・カイトス』のバトルでは1回の攻撃で複数のマグナスを使用しますが、必ずしも攻撃用のマグナスを使わなければならないという訳ではありません。

例えば最初に『ショートソード』のマグナスを使って、それ続けて『杉の木』のマグナスを使うと、スペシャルコンボが発生して新しく『木くず』のマグナスが生まれます。

『木くず』なんてアイテムを持っていても役に立つ気はしませんが…、今度はこの『木くず』に続けて『杉の樹液』のマグナスを使うと、更に新しく『カブトムシ』のマグナスを作り出せます。

このように特定の順番でマグナスを使う事で、他の手段では手に入らない珍しいマグナスを序盤でも集められます

中には強力なマグナスもあり、そのままでは使い道のない『わら』に『ダークフレア』という闇魔法のマグナスを使えば、更に強力な闇属性の攻撃力を持った『わら人形』が作れますし、『アボカド』に続けて『醤油』のマグナスを使えば、体力が1900も回復する『中トロ』のマグナスが作れます。

スペシャルコンボのヒントはゲームの中にはそこまで多くありませんが、『釣竿』と『海老』を一緒に使うと『鯛』のマグナスが手に入ったり、少しとんちを利かせればゲームも楽に進められるかもしれません。

戦闘で使ったマグナスはバトル終了後に戻ってきて無くなる事はないので、必要なカードが揃っていれば何回でも強力なマグナスを作り出せます。

オススメだけど遊ぶ手段の少なさだけが欠点

というわけで、モノリスソフトの開発したゲームであれば『ゼノブレイド』だけでなく、『バテン・カイトス』もぜひ遊んでみて欲しい…という記事でした。

バテン・カイトスは2006年に続編となる『バテン・カイトス2 始まりの翼と神々の嗣子』も発売されていますが、この時にはモノリスソフトも任天堂の子会社になっていたので、1はナムコから発売、2は任天堂から発売、という少し特殊なシリーズ展開になっています。

『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』でもバテン・カイトス2の楽曲やスピリットがいくつか収録されているので、そこで始めて見た方も多いかもしれません。

間違いなくバテン・カイトスはRPGの中でもかなりの傑作…だと思っているのですが、1番の問題はゲームキューブで発売されたタイトルなので、今の環境ではなかなかプレイも難しいところです。

幸いゲームソフト自体は中古ならそこまで高騰していないので、Wiiの互換機能を使って遊ぶのが今なら1番お手軽だと思います。

残念ながら開発中止になってしまいましたが、実は『バテン・カイトスDS』や『バテン・カイトス3』も過去には計画されていて、その企画や設定は現在バンダイナムコに保管されているそうです。

そういえば『ゼノブレイド2』では『ゼノサーガ』の『KOS-MOS』が登場していましたが、同じ繋がりで『カラス』達もゼノブレイドに登場する事があれば、いつかシリーズ復活への足掛かり…にもなるのかもしれません。

コメント

  1. 匿名 より:

    懐かしいタイトルです
    ゲーム歴がかなり長いですが、ちょうどPS2あたりでゲームに飽きが来ていた頃に
    たまたま安く手に入ったGCでゲームを探していた時に購入した中の1本にこれがありました

    バテンカイトスに限らずですがGCは、それまでPS2で遊んでいた自分には目から鱗で
    ゲームってこういう楽しみ方をするものだったなと思い返させてくれるハードになりました
    (DUOやネオジオあたりからどうもムービーとか格ゲーに気を取られることが多かった)

    独特の戦闘とそのBGMが今でも頭から離れませんね~
    攻撃する度にリザルト画面のようなもので結果を表示されてましたけど、正直ちゃんと理解もせずに戦ってましたね
    カードの並べ方とか写真の撮り方とか、取り逃すと手に入らない写真の撮影とか気を使ってたな

    1を購入した時には既に2が発売されていたので続けて購入してプレイしたら
    バトルシステムが似ているようで別物になっていてすごく混乱してしまった思い出

    • GC独占のRPGって実は割と珍しくて、当時は結構宣伝もされていたんですよね、ちなみに私も2は最初なかなかシステムが理解できなかったタイプですw
      キャラクターのデザインがちょっと絵画的で、そこで何となく手を出しにくかった人も多そうですが…、中身を見ればゼノブレイドやテイルズと並ぶくらいのポテンシャルはあったんじゃないかなぁ…と思います。
      あの戦闘システム、ターン制でありながらスピード感があって楽しいんですよね、何とか3が復活して貰えないものでしょうか…?

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