ヨッシーシリーズの『ポチ』は本当に『バカイヌ』?登場作品と活躍の歴史を調べてみた

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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

現在『マリオカート8 デラックス』では『コース追加パス』が配信されていて、過去の人気コースがリメイクされているなか、2023年3月9日には完全新規コース『ヨッシーアイランド』が追加されました。

思い返せばスーパーファミコンで発売された『ヨッシーアイランド』が3Dで描かれるのもこれが初めてで、もしかしたら今後このように様々なマリオシリーズの舞台がコースになるのかな…?なんて思う今日この頃です。

今やマスコットからレーサーになった『ポチ』

そんな新コース『ヨッシーアイランド』には歩き回る『カルガーモ』、空を飛ぶ『あほーどり』、海から飛び出る『ウンババ』など…原作さながらの要素がいくつもあって、コースを見て回るだけでも楽しいものになっています。

そしてコースの入り口にはシリーズでもおなじみ『ポチ』の姿もあり、マスコットとしてついにマリオカートにも登場…と思いきや、なんと『マリオカート ツアー』ではレーサーとして参戦まで果たしました。

そんなまさかの活躍目覚ましい『ポチ』ですが、かつては公式に『バカイヌ』という愛称で呼ばれていて、少なからず苦い経験をしたプレイヤーもいたのではないかと思います。

というわけで今回はヨッシーシリーズに登場する『ポチ』について、どのような作品でどのような活躍をしてきたのか、簡単にまとめてみようと思います!

本当にイヌ…?背中に乗せて運んでくれる『ヨッシーアイランド』

ポチは1995年に発売された『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』の、W2-1『ノコノコとパタパタがいた』ステージで初登場し、最初はヨッシーにも気づかず落ちてるタマゴで遊び続けています。

近年のポチのデザインは丸っこくて可愛らしさが前面に出ていますが、当時はなぜか白目で走りながら『バウバウバウ』と大きな鳴き声(?)を発することから、初見の人には一瞬恐ろしく感じるかもしれません。

その見た目は白地に茶色のブチ模様で首輪をしており、ゲーム内のメッセージブロックでも『いぬ』と説明されていますが、耳も鼻もなく、イヌとしてはかなり突飛なデザインをしています。

ポチは『ヨッシーアイランド』を代表するお助けキャラで、ヨッシーが背中に乗ると向いている方向に向かって走り出し、通常は倒せない『カチカチくん』を蹴散らしたり、トゲの地面をものともせず突き進んだり…ステージの攻略にも大いに役立ちました。

…が、このポチはなかなか融通が利かないことでも有名で、勢いがあるのは良いのですが制御が難しく、ポチだけ狭い通路を進んでヨッシーが振り落とされたり、敵やトゲがあっても構わずジャンプしたり…思い通りに動かすには相応のコツが必要になります。

そしてポチを扱ううえでもっとも印象に残っているであろうステージが、W1のスペシャルステージ『このバカイヌと いわないで』に他なりません。

このステージは最初から最後まで大部分がマグマに覆われていて、ヨッシーだけで突破するのは不可能であり、ポチの背中に乗って運んでもらう必要があります。

しかし、先ほど紹介した通りポチはこっちのことなどお構いなしに進んでしまうので、足を滑らせマグマに落ちてそのままミスに…なんてことも少なくありませんでした。

ちなみに当のポチはというと、ヨッシーのタマゴがぶつかっても意に介さず弾き飛ばしたり、深いマグマに沈んでもそのまま泳いで出てきたり…、クッパすら凌駕する生命力を持っているのは驚くべきところです。

鋭い嗅覚でヨッシーを助けてくれる『ヨッシーストーリー』

その後ポチは1996年発売の『ヨッシーのパネポン』に登場、これまでの長い歴史の中でも、唯一ポチがヨッシーの敵として登場します。

とはいえ本作はクッパたちによって『仲の悪くなる魔法』をかけられてしまった結果敵対するのであって、パネポンで勝利すれば正気を取り戻し、仲間としてポチも付いてきてくれます。

そして1997年にNINTENDO64で発売された『ヨッシーストーリー』にも続投、W1-1『ポチと たからさがし』コースでさっそく登場し、前作に比べれば小型で可愛らしいデザインに変更されました。

前作のバウバウという鳴き声に対して、本作はまさに子犬のような高めの鳴き声になっていて、体格が小さくなったのが影響してか背中に乗ることはできなくなりました。

代わりにイヌらしくその嗅覚で隠されたものを探し出すが備わっており、コースを走り回っては何か埋まっている場所で立ち止まって、声を上げてヨッシーに教えてくれます。

本作はハイスコアを目指すためにはコースに隠された30個のメロンをいかに見つけ出せるか…にかかっているため、ポチの嗅覚は攻略にも大いに役立ちました。

今回は前作と違ってそもそもポチに当たり判定がなく、ヨッシーに干渉してくることもないので、少なくとも『バカイヌ』と感じることはないと思います。

その後ポチはしばらく出番がありませんでしたが、2014年発売の3DSタイトル『ヨッシーNewアイランド』で久しぶりに復活、こちらはアイランドシリーズなのもあって、昔のように背中に乗って共に冒険しました。

W4のスペシャルステージ『はしれ!ポチ』はポチの背中に乗ってトゲだらけのステージを駆け抜ける、『このバカイヌと よばないで』の再来ともいえるステージでしたが、ポチも以前よりスピードが緩やかになっていて、多少ヨッシーのいうことを聞きやすくなった…?のかもしれません。

バカイヌどころかもはや名犬?『ヨッシー ウールワールド』

とにかくヨッシーには扱いにくい…という理由でかつては『バカイヌ』と呼ばれていましたが、2015年7月にWii Uで発売された『ヨッシー ウールワールド』でもヨッシーのパートナーとして登場、今回もヨッシーを背中に乗せて助けてくれます。

W2-5『トゲの上でもだいじょうぶ』はそのコース名の通り、ポチにトゲの上を運んでもらうことになるので、またもや難易度が高いのではないか…と不安になるかもしれません。

しかし本作のポチはその突破力とアイテムを見つけ出す嗅覚の両方を持ち合わせていて、ヨッシーでは通れない細い通路に入り込んでアイテムを取ってきてくれたり、ブロックを壊しながら突き進んでくれたり…バカイヌどころか名犬といえるほど優秀です。

同年11月には3DS版『ポチと!ヨッシーウールワールド』が発売、ついにタイトルにまで進出し、名実ともにヨッシーシリーズの相棒としての地位を確立しています。

初心者でも安心して遊べる『パタパタヨッシーモード』では新たに『コポチ』も登場し、ポチとの関係性は明らかではありませんが…、こちらも優秀な仲間としてヨッシーをサポートしてくれました。

コポチはヨッシーの後ろを常に付いてきて、タマゴの代わりに投げられるだけでなく、隠されている『ハテナ雲』を見つけ出してくれたり、敵を見つけると体当たりして動きを止めてくれたり…体は小さくともヨッシーの冒険を強力に支えています。

2019年発売の『ヨッシークラフトワールド』にも同じような役割でポチは登場、本作は『表』と『裏』のステージが用意されていて、裏ステージではコポチが3匹隠れており、それを見つけ出すのも攻略に含まれていました。

やはり毒の沼などをものともせず泳ぐパワフルさは健在で、『細かい命令まで理解できない』という意味では変わらず『バカイヌ』なのかもしれませんが、今後のヨッシーシリーズにも欠かせないであろう存在にまで成長しています。

ちなみに2017年の『スーパーマリオ オデッセイ』にもひっそりと登場していて、『クッパの国』の毒沼にジュゲムの釣り針を垂らすとまさかのポチが引っかかり、沼の底で見つけたのかパワームーンまでマリオに譲ってくれました。

何も考えていないような雰囲気は未だ健在

というわけで今回は『ポチは今もバカイヌなのか?』を簡単に調べてみたところ、昔に比べると融通も利くようになって、アイテムまで見つけ出してくれる優秀なパートナーになっていました。

ただそれらは野生の本能的なもので、決して知性が高い…というわけではないため、『バカイヌ』という愛称も正しいといえば正しいのかもしれません。

『マリオカート ツアー』のポチを見るとデザインもかなり可愛くなっていて、この何も分かっていないようなとぼけた表情も魅力でもあり、今後のヨッシーシリーズでも変わらず登場してほしいと思います。

個人的にカートを運転するポチの姿がかなりツボだったのですが、『マリオカート8 デラックス』のDLCは難しいとしても、次回作から本編にも参戦してくれないかな…と思う今日この頃です。

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