ヨッシーにドッシー…、マリオに登場する『ネッシーっぽい』キャラクターを紹介してみる

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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

2023年も気が付けば3月末、4月が目の前まで近づいてきましたが、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)の『スプラトゥーン3』ではエイプリルフールに合わせてか『未確認生物フェス』が予定されています。

実在するのはどれ?といわれると難しいところですが、今作は100倍マッチに勝利するとオミコシに乗って記念撮影もできるので、個人的に好きなネッシーに投票して頑張ろうかな…と思う今日この頃です。

マリオの世界に生息する『ネッシー』?

そんなネッシーといえばイギリスの『ネス湖』で目撃された未確認生物とされていて、首の長い恐竜のような姿から、太古に絶滅した大型獣の生き残りではないか…?と一世を風靡しました。

現代ではネッシーの存在を否定する意見も多いですが、様々な創作物にネッシーをモチーフにしたキャラクターが登場したり、『○○ッシー』という名前が付けられたり…、後世に与えた影響はかなりのものがあります。

『スーパーマリオ』シリーズにもそれに近しい名前のキャラクターは少なからず存在していて、今やマリオファミリーとしておなじみな『ヨッシー』もその1人です。

実際にどこまで影響を受けているかは分かりませんが、今回はそんな『ネッシーっぽい?マリオキャラクター』を3つまとめて紹介してみようと思います!

マリオを代表するスーパードラゴン『ヨッシー』

というわけで最初に紹介するのは『ヨッシー』ですが、今やスーパーマリオに触れたことがあれば知らない人はいないほどの知名度を持っていて、『マリオパーティ』などで好んで使っている方も多いと思います。

ヨッシーが初登場したのは1990年発売の『スーパーマリオワールド』で、本作はマリオ、ルイージ、ピーチ姫の3人ではるか南の島国『恐竜ランド』へバカンスで訪れ、そこで初めてタマゴに閉じ込められていたヨッシーと出会います。

この名前はネッシーにあやかって…というわけではなく、ヨッシーをデザインしていた社員のあだ名をもじって付けられたらしく、開発中から自然とヨッシーと呼ばれていたそうです。

参考記事はこちら

恐竜ランドに生息していることから『恐竜』とされることも多いですが、スーパーマリオワールドの設定では『スーパードラゴン』を自称していて、『ヨッシーのパネポン』でも『神のちからを得たドラゴン』と説明されているので、恐竜かドラゴンかは明確に判別されていないようです。

恐竜にせよドラゴンにせよ、そこまで大きくなく、首の長いネッシーと比べると共通点もあまり見つかりませんが…、実は1993年発売の『マリオとワリオ』ではヨッシーの生息地が『ヨス湖』になっています。

ヨス湖はヨッシーが生まれた場所と噂されていて、この設定が他のタイトルに引き継がれた様子は今のところないものの、『ネス湖のネッシー』をパロディしたことは間違いなさそうです。

ネッシーといえば湖を泳ぐ姿が有名で、ヨッシーも『ヨッシーアイランド』『ヨースター島』『ジャンボル島』など水の豊かな場所に生息していますが、泳ぐのが得意な描写などもなく、陸上に特化した生態を持っています。

ネッシーはジュラ紀の首長竜『プレシオサウルス』の生き残りという説が有名ですが、1993年に公開された実写映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』におけるヨッシーはティラノサウルスを小さくしたような見た目だったので、やはりネッシーを意識したデザインではもともとなかったようです。

ヨッシーも初登場時は背中にマリオを乗せる都合か比較的首の長いデザインだったのに対して、1997年発売の『ヨッシーストーリー』からはだんだん首も短くなり、より可愛らしさを強調したデザインになりました。

また『スーパーマリオRPG』では固有の名前の付いた『ワッシー』や、『マリオ&ルイージRPG2』ではヨッシーに似ているゲドンコ生物『ゲッシー』が登場しており、ネッシーではなくヨッシーから派生したキャラクターも少しずつ増えています

ちなみにヨッシーのパートナーとして描かれることもある『キャサリン』も作品によっては『キャシー』や『キャッシー』と呼ばれますが、こちらもネッシーにかけたわけではなく、単純に彼女の愛称…というだけのようです。

今やヨッシーそのものが非常に強い個性を持っているので、ネッシーにあやかる必要もないのかもしれませんが、みんなが忘れたころ不意にヨス湖が出てきたりする…?のかもしれません。

心優しい性格でマリオを助けてくれた『ドッシー』

1996年に発売された『スーパーマリオ64』ではマリオの世界が初めて3Dで描かれ、これまで以上にバリエーション豊かなステージが登場しましたが、『やみにとけるどうくつ』の地底湖に生息していたのが『ドッシー』です。

ドッシーは青い体につぶらな瞳が特徴的な首長竜で、その風貌はまさにネッシーをモチーフにしていると思われます。

近くの看板には『エサにならないでください』と不穏なことが書かれていますが、心優しい性格なのかマリオに襲い掛かることはなく、背中でヒップドロップすることで首を下げて頭にも乗せてくれます。

マリオを頭に乗せたドッシーは、マリオの向いている方向に泳ぐ習性を持っているので、これを利用して高いところにあるスーパースターを手に入れたり、『メタルスイッチのたき』へ進めたり…、そのインパクトもあって印象に残っている方は多いと思います。

その後スーパーマリオ本編にはそこまで登場しないものの、『マリオパーティ』シリーズのミニゲームには意外とたびたび登場していて、水辺の大きなキャラクターといえばドッシー…というイメージも付きつつあったかもしれません。

心優しいだけでなく知性も高いようなので、もし機会があったなら『スーパーマリオRPG』系列のタイトルにもちょっと出てほしかったところです。

ドッシーに『つぶらな瞳』のイメージがない…という方もいるかもしれませんが、2004年発売の『スーパーマリオ64DS』から実はデザインが変更されていて、顔もヨッシーのような丸みのある輪郭になり、目には大きなゴーグルが付けられています。

2006年の『New スーパーマリオブラザーズ』では2つのステージに登場しマリオを背中に乗せてくれますが、どちらもドッシーの体の大きさが違い、異なる個体が生息していることが初めて明らかになりました。

かつて毒の煙の蔓延する『やみにとけるどうくつ』に生息していたのもあってか、ワールド4-6では毒の海を平気で泳いでいたり、環境への適応力もなかなか高いようです。

そして2017年の『スーパーマリオ オデッセイ』でも『湖の国 ドレッシーバレー』や『海の国 シュワシュワーナ』などに登場し、青いドッシーと黄色いドッシーの色違いの個体がいることも判明しました。

本作はキャラクターにマリオの帽子を投げることで『キャプチャー』できるので、メタ的なことをいえばそれを防ぐためでもあるのですが、ドッシーも帽子をかぶっていて非常におしゃれで愛嬌があります。

穏やかな性格ゆえに他の住民たちとも共存していて、海の国ではドッシーが店舗の役割を担っていたりもするので、それだけ誰に対しても友好的なのがうかがえます。

より行動的な新しい水辺の仲間『プレッシー』

2013年にWii Uで発売された『スーパーマリオ3Dワールド』ではドッシーが登場しない代わりに、特定のステージに限り『プレッシー』という新しい首長竜の仲間が登場しました。

プレッシーはドッシーをオレンジ色にしたような風貌をしていて、首元の赤いスカーフや恐竜らしいトサカ、背ビレが特徴的です。

先ほどネッシーの正体はプレシオサウルス…という説を紹介しましたが、プレッシーはその名の通りプレシオサウルスがモチーフになったキャラクターなので、ネッシーと特徴が近しいのも当然といえば当然かもしれません。

プレッシーは『プレッシーのザブンリバー』など川下りのステージに主に登場し、背中に乗ってスライダーのようにゴールを目指すことになりますが、慣れないうちはうまく旋回できず苦労した方も多かったかもしれません。

特に複数人でプレイしたときは全員分のスティックの入力を合算して旋回するので、1人が左に入力してももう1人が右に入力すると舵が相殺され曲がれず、全員まとめて落下…なんてこともあり得ます。

ドッシーはポケモンの『ラプラス』のように4つの足がヒレになっていますが、プレッシーは後ろ脚がヨッシーと同じように陸に適応しているため、陸上を走れるのが大きな特徴です。

2021年発売の『スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド』では、Wii Uのスーパーマリオ3Dワールドに加えて『フューリーワールド』モードが追加されていて、巨大化し暴走したクッパを食い止めるため『ネコの国』を冒険します。

このフューリーワールドはマリオシリーズでも初のオープンワールドが取り入れられ話題になりましたが、島から島への移動は主にプレッシーに乗せてもらうことになります。

フューリーワールドでのプレッシーは陸上でも歩行せず、常に腹ばいのまま滑るように移動し、どこであれかなりの速さで動き回れるのが印象的です。

ラスボスであるクッパは黒い絵の具に取り込まれて巨大化しており、最終決戦はかなり大きなスケールでの戦いになるのですが…、ここでプレッシーはマリオと協力してクッパを打ち倒す大役を担っていて、語るには外せないほどの大活躍を見せます。

それだけフューリーワールドにおいて象徴的なキャラクターなのもあって、ロード画面でも右下にプレッシーが泳ぐアニメーションが表示されていました。

具体的にプレッシーがなぜマリオを助けてくれるのか、いつから知り合いで仲良くなったのか…などは明らかではないものの、今後も出演作品は続々と増えていくのではないかと思います。

今後はドッシーとプレッシーで役割分担?

というわけで今回は『マリオに登場するネッシーっぽいキャラクター』について簡単にまとめてみましたが、ヨッシーがあまりネッシーに関係ない代わりに、やはり『ドッシー』と『プレッシー』の2匹は今後も水辺のパートナーとして欠かせないキャラクターになりそうです。

ドッシーは穏やかでのんびりしているのもあって、今後も心優しいNPCとして登場しそうなのに対し、プレッシーはヨッシーの苦手な水辺で活躍する新しいキーパーソンになるかもしれません。

ヨッシーもマリオたちにとってかけがえのない仲間ですが、大きな違いは1人ずつしか乗れないところで、多人数プレイのゲームが増えるほどドッシーとプレッシーにも活躍の場が増えていくのではないかと思います。

今となってはそもそも『ネス湖のネッシー』を知らない世代も増えてくるかもしれませんが、思えば『MOTHER2』には『タス湖のタッシー』なども登場していて、今後新しいネッシーのキャラクターが登場するのか…気になるところです。

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