どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)
2021年11月19日に『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』が発売されて間もないですが、15年前の冒険を思い出しながらプレイしている方も多いのではないかと思います。
ゲーム本編はもちろんですが、ポケモンコンテストや地下探検なども懐かしく、私もエンペルトやムクホークを引き連れて遊んでいた当時を思い出しました。
2022年1月にはかつてのシンオウ地方を舞台にした『ポケモンレジェンズ アルセウス』も発売予定になっていて、そちらもどのような冒険になるのか今から楽しみです。
調べたら本当に怖いゴーストタイプ
そんな『ポケモンレジェンズ アルセウス』にはすでに様々な新しいポケモンが公開されていますが、これまで活躍の機会が少なかったオドシシの進化系『アヤシシ』や、かつてヒスイ地方に生息していた『ガーディ(ヒスイのすがた)』など気になるポケモンが多く、どのような活躍をするのか今から気になるところです。
中でも個人的にはバスラオの進化系『イダイトウ』が気になっていて、川の遡上で倒れていったバスラオの無念の魂が取り憑いた結果ゴーストタイプになった…というのは意外な生態でした。
そんなゴーストタイプもこれまでいろいろなポケモンが登場しましたが、改めてポケモン図鑑を見てみるとまさに『ゴースト』にふさわしい説明文が書かれているものも多く、想像以上に恐ろしいポケモンも少なくありません。
そこで今回は『本当に怖いと思ったゴーストタイプのポケモン』をランキングにして紹介しようと思います!
10位:かつて人間だった魂が宿っている『デスマス』
デスマスは『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』に初登場したポケモンで、体はゴーストタイプらしく真っ黒ですが、赤く大きな目は意外と愛嬌があり、アニメでもロケット団のコジロウの手持ちとして活躍していました。
しかしそれよりも気になるのはデスマスの持っている金色のマスクで、図鑑によるとこれはデスマスがかつて人間だったころの顔といわれており、ときどきマスクを見つめては泣いていることもあるそうです。
デスマスの根源は古代の墓に埋葬された人の魂で、ポケモンでありながら死ぬ前の記憶が残っているらしく、夜な夜な遺跡をさまようのは自分の顔を知っている誰かを探しているからといわれています。
かなり重い設定ですが図鑑を読む限り周りに実害は及ぼしておらず、可愛らしい見た目に対して不気味な実態を持っている…というギャップを感じるポケモンです。
レベルが上がると『デスカーン』に進化しますが、デスカーンは立派な棺桶のフリをして墓泥棒を捕まえミイラにしてしまう噂があり、もはや人間だったころの記憶も思い出すことはないとされています。
一方でガラル地方にて見つかった進化系『デスバーン』は、強い呪いを込めて描かれた絵がデスマスの魂を取り込んで動き出し、影のような体に触れてしまうと絵に刻まれた恐ろしい記憶を見せられてしまうので、デスバーン自身が記憶を思い出すことはなくても、その体にはすべての記憶が残っているのかもしれません。
9位:自身の下に亡骸が埋まっている『シロデスナ』
『ポケットモンスター サン・ムーン』にて初登場した『スナバァ』は、子供が砂遊びで作った砂山に怨念が憑りついた…という変わったポケモンですが、更に大きくなったその進化系が『シロデスナ』です。
大きく開いた口からはなんとなく緩い雰囲気も感じますが、実際は『ビーチの悪夢』とも呼ばれていて、砂を操っては獲物を沈めて生気を吸い取る危険なポケモンといわれています。
スナバァのときは、口に手を入れた相手を操って砂を集めてもらい自分の体を大きくする…という手段を取っていましたが、シロデスナは直接的に生き物のエネルギーを吸い取って生きているようです。
砂嵐を巻き起こして獲物の動きを封じ、砂に飲み込んで生きたまま相手の生気を奪い取るのですが、シロデスナの下には飲み込まれた小さなポケモンたちの骨が大量に埋まっていて、想像以上に恐ろしいポケモンなのが分かります。
一方でビーチに生息しているわりに水にはめっぽう弱く、激しい雨に打たれるだけで形が保てなくなってしまうそうなので、対策を用意しておけば対処もしやすいポケモン…なのかもしれません。
8位:さりげなく生気を吸い取り続ける『ヒトモシ』
ロウソクのような可愛らしい見た目で高い人気を持つ『ヒトモシ』ですが、その実態はまさにゴーストタイプそのもので、頭の火も周りの人やポケモンの生命力を吸い取って燃やしています。
生気を吸い取るという部分はシロデスナと同じですが、ヒトモシの厄介なのは明かりを灯して道案内をするフリをしながら生命力を奪うところで、被害を受ける側も気づかないうちに弱ってしまいます。
また、迷子を見つけるとその手を引いて霊界へ連れて行くともいわれているので、その可愛い見た目に騙されて後ろを付いていくと2度と戻れなくなってしまう…かもしれません。
進化系のランプラーになると死者の魂を吸い取って火を灯すことから病院をうろつくようになったり、死期の近い人を見つけると後ろを付いてくるようになったり、死の間際に現れることから『死神の使い』と呼ばれていたり…、あまり良いイメージは持たれていないようです。
更にシャンデラも腕の炎を揺らして相手を催眠状態にした上で燃やし、魂を吸い取ったあとは抜け殻の体だけが残るといわれていて、シャンデラを灯りの代わりにしていた屋敷では葬式が絶えなかったと説明されています。
7位:国を動かすほどの影響力を持った『ギルガルド』
『ポケットモンスター X・Y』に初登場した『ヒトツキ』はまさに剣をモチーフにしたポケモンで、はるか昔にこの剣で殺された人間の魂が憑りついているといわれています。
その魂にはかなりの怨念が込められているのか、ヒトツキも人に憑りついて生命力を吸い取る特徴があり、もしヒトツキの柄を持とうものなら青い布が巻き付いて倒れるまで命を吸い取ってしまいます。
しかし本当に恐ろしいのは最終進化系の『ギルガルド』で、このポケモンは相手の生命力を奪うのではなく、その強大な霊力を持って周りのポケモンや人の心を操ってしまいます。
ギルガルドは王様の素質を持った人物を見抜くといわれていて、実際にかつての王はギルガルドを引き連れて国を支配していたのですが、ギルガルドが王の生気を吸い取り国そのものを滅ぼしてしまったという言い伝えが残っているようです。
また、それとは逆に周りのポケモンや人を操って自分に都合の良い国を作り上げたとも記録されており、他のゴーストタイプとは一線を画するほどの影響力を持っていたことが分かります。
6位:森の奥で自分の仲間を増やそうとする『ボクレー』
その見た目の通り、腐った切り株に魂が宿ったといわれる『きりかぶポケモン』の『ボクレー』は、あまり人の寄り付かない森の奥に住んでいる可愛らしいポケモンです。
しかし、その実態は森の奥で死んだ子供の魂だといわれていて、ときには悲鳴のような不気味な声が聞こえてくる…と噂されています。
特徴だけ聞くとあまり近づきたくない恐ろしい声に感じるかもしれませんが、実際は人間の子供に似た声を出して大人を森の奥に誘い込み、迷い込ませて自分の仲間にしようとしているそうです。
その見た目に反して人間をゴーストにしようとする恐ろしいポケモンですが、ボクレーの緑の葉っぱは煎じれば万病に効くともいわれているので、危険を冒してでもボクレーを探している人もいるのかもしれません。
ちなみに進化系のオーロットは人間を森に迷わせ閉じ込めて食べてしまったり、呪い殺してしまったりとより恐ろしいイメージがありますが、基本的に森に害を加えなければ襲ってくることもないそうです。
その森に生息しているポケモンや、自分が認めた人間には非常に優しいポケモンといわれていて、森の守護者のような役割を持っているのだと考えられます。
5位:大きさによって魂の好みが違う『パンプジン』
カボチャに魂が宿ったような見た目でハロウィンにピッタリなポケモンの『バケッチャ』ですが、進化するとバターナッツカボチャに近い形の『パンプジン』になります。
このバケッチャやパンプジンには他のポケモンと違った特徴があって、それは『ちいさいサイズ』『ふつうのサイズ』『おおきいサイズ』『とくだいサイズ』と4つの大きさに分かれていることなのですが、サイズによってステータスだけでなくポケモン図鑑の説明文もそれぞれ違います。
丸っこくて可愛らしい見た目から人気の高いポケモンですが、バケッチャは人間の魂が好物といわれていて、パンプジンも新月の夜に玄関のドアをノックし、開けた人をあの世まで連れて行ってしまうそうです。
小さいサイズのパンプジンは子供のフリをして大人を油断させ、逆に大きなサイズのパンプジンは大人のフリをして子供と手をつなぎ、特大サイズのパンプジンは誰彼構わず力づくで、それぞれあの世に連れて行こうとする恐ろしいポケモンとして知られています。
胴体から響く声はあの世で苦しむ死者の鳴き声と噂されていて、夜には不気味な声で歌いながら街中を徘徊、その歌を聴くと呪われてしまうらしく、髪の毛のような腕で獲物を締め付けて苦しむ姿を見ながら楽しそうに歌うそうです。
そのビジュアルからユーザーからの人気も高いポケモンで、もし実在するなら一緒に暮らしてみたい…といいたいところですが、やはりゴーストタイプなだけあって人間と共存するのは少し難しいのかもしれません。
4位:美男を狙い住処に持ち帰る『ユキメノコ』
『ポケットモンスター ルビー・サファイア』に初登場したこおりタイプのポケモン『ユキワラシ』は、レベルを上げると『オニゴーリ』に進化しましたが、『ダイヤモンド・パール』では『めざめいし』を与えることで新たに『ユキメノコ』にも進化するようになりました。
ユキメノコは女性が和服を着たような見た目の通り、メスのユキワラシからしか進化できないのですが、こおりタイプに加えてゴーストタイプも追加されています。
進化前のユキワラシが住み着いた家はお金持ちになる…という座敷童のような言い伝えが残っていますが、ユキメノコは雪山で遭難した女性の魂がつららに乗り移った姿といわれていて、マイナス50℃にもなる冷気を吹きかけて獲物を凍らせます。
ユキメノコは凍らせた魂を好物としているのですが、気に入ったポケモンや人間、特に雪山登山に来た美男をターゲットにしていて、凍らせた獲物を巣穴に並べて飾っているそうです。
また、ひどい吹雪の夜には人里に降りて家を訪ねることもあるらしく、ドアをノックされても決して開けてはいけないと図鑑には記されています。
他のゴーストタイプも人間の魂を好物としているポケモンは存在しますが、もしこのポケモン図鑑の説明通り、ユキメノコが凍らせた獲物をコレクションしているのであれば…、実際の巣穴はかなり恐ろしい光景になっているのかもしれません。
3位:深海に獲物を引きずり込む『プルリル』と『ブルンゲル』
オスとメスで姿が異なるクラゲのようなポケモン『プルリル』は、全体的に淡い色合いをしていて可愛らしい風貌をしていますが、ゴーストタイプに分類されているだけあって意外と恐ろしい生態を持っています。
プルリルは『ふゆうポケモン』でありながら深海8000mで生活していて、5本の手足のような触手には目には見えない毒針が無数に仕込まれており、相手を痺れさせて行動不能にすると水底まで引きずり込んでしまいます。
深海の住処まで連れて行った獲物を食料にしているのかは定かではありませんが、ポケモン図鑑によると殺しているのは間違いないようで、海底に沈んだ都市の住民がポケモンに変化した姿ともいわれているそうです。
ブルンゲルに進化すると人の命をも狙うようになり、ナワバリに迷い込んだ船にまとわりついて沈め、積み上げた沈没船を根城に生息しています。
生命のエネルギーを大好物としていて、小さな船だけでなく、ときには豪華客船やタンカーなどにも付きまとって乗客を引きずり込もうとするので、漁師もから恐ろしい存在として広まっているようです。
実はデザイン当時は『みず』単体のタイプで予定されていたのですが、イッシュ地方の全体のバランスを考えた結果ゴーストタイプが追加され、それを強調するためにポケモン図鑑の説明も恐ろしいものになった…という裏話が残されています。
2位:子供の魂を連れて行こうとする『フワンテ』
『ふうせんポケモン』に分類される通り、紫色の風船にバッテンのテープが貼られたような見た目の『フワンテ』ですが、その可愛らしさとは裏腹に、人やポケモンの魂が集まり固まって生まれたポケモンだといわれています。
ジメジメした湿気の多い季節が大好きで、その時期になると大量発生も確認されているのですが、フワンテ1匹1匹が道端でさまよう魂の集合体であることを考えるとかなり恐ろしい光景かもしれません。
誰かを道連れにするたびにフワンテの体は大きく成長していき、もしも何かの拍子で体が割れると叫びのような音を響かせながら魂があふれ出してしまうそうです。
人間の手を引いてあの世に連れて行こうとしますが、フワンテ自身が40cmという小さなポケモンだからか幼い子供に近づくことが多く、風船と間違えてフワンテを持っていた子供は突然いなくなってしまうこともあると記録されています。
『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』でもトレーナーズスクールのイベントでフワンテに関わるものがあって、実際にフワンテに連れ去られてしまったと思わしき子供の霊や、書き残された日誌を見ることができます。
あまり力が強いポケモンではないので、子供を連れ去ろうとして逆に振り回されてしまったり、良いように遊ばれて逃げられてしまうこともあるようですが、その見た目の可愛らしさと恐ろしさのギャップがもっとも激しいポケモンではないか思います。
1位:実際にトレーナーが亡くなるほど恐ろしい『ミミッキュ』
『ポケットモンスター サン・ムーン』で初登場した『ミミッキュ』は、ピカチュウを模したボロ布を被った正体不明のポケモンで、その特徴的な見た目から公式のグッズも数多く存在します。
ピカチュウの姿を真似ているのは、この見た目であれば人間とも仲良くできると考えていて、寂しがりな性格と相まって可愛らしく思えますが、その正体は非常に恐ろしいものとされているようです。
実際に突風で偶然ボロ布の中身を見てしまったトレーナーは、その日の晩に苦しみもがきながら死んだと記録されていて、中身の研究を重ねていた学者も謎の病気で命を落としています。
他のゴーストタイプのポケモンは『あの世へ連れて行くとされている』など噂に近い説明でしたが、ミミッキュに関しては実際に人間の死亡が記録されていて、他のポケモンとは一線を画した怖さを持っています。
ミミッキュも人間と仲良くなりたいと思いながら正体を知られることは嫌がっていて、被っているボロ布の首を折った相手は絶対に許さず、たとえ刺し違えてでも必ず復讐を果たそうとします。
一方でボロ布が折れてしまうのは本当に悲しんでいて、もし折れてしまった場合は鏡の前で夜なべして直すのですが、なかなか直らないので中身は泣いているといわれています。
中身さえ見ようとしなければ害のないポケモンですが、こちらに意図がなくとも何かの事故で正体を知ってしまった場合のリスクを考えると、やはり相当恐ろしいポケモンなのかもしれません。
図鑑の説明は本当に思ったより怖い
というわけで、今回は『本当に怖いゴーストタイプのポケモン』を私の主観でランキングにしてみましたが、改めてポケモン図鑑を調べると思った以上に怖い生態を持っていました。
多くのポケモンが人間を含めた生き物の生命エネルギーを好んでいたり、あの世に連れて行こうとしたり…、可愛らしい見た目に反したそのギャップが一層恐ろしさを増しています。
他にも中身を見ると吸い込まれると言い伝えられる『ヌケニン』や、ぬいぐるみであった自分を捨てた子供を探して歩き回る『ジュペッタ』など…ホラー要素の強いポケモンは数多く、逆に人間と共存できそうなポケモンの方が珍しいくらいです。
『ポケモンレジェンズ アルセウス』にも『イダイトウ』や『ヒスイの姿のゾロア』など新しいゴーストタイプのポケモンが追加されていますが、ポケモン図鑑にはどのように記されているのか今から気になるところです。
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