【レビュー/感想】『Vampire Survivors』はローグライク要素がサバイバルの中毒性を際立たせる

4.0
ゲームレビュー
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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

様々なジャンルのゲームがリリースされているSteamですが、ストアを覗くたびに毎回違ったゲームがセールにもなっていて、遊びきれていないものがあるにも関わらずついつい買ってしまいます。

ライブラリには今や買ったまま遊んでいないタイトルが50近くも溜まってしまったので、さすがに少しずつ遊ばないとな…と思う今日この頃です。

打倒吸血鬼を目指すサバイバルシューティング

そんな中、普段一緒に遊んでいる友達から教えてもらったのが『Vampire Survivors(ヴァンパイアサバイバーズ)』というゲームで、こちらはヴァンパイアの討伐を目的に押し寄せる悪魔やアンデッドを打ち倒していく内容になっています。

画面は見下ろし型の2Dドットゲームで、ジャンルとしては多彩なアクションで道を切り開く…というよりは、自動で発射される攻撃をうまく当てて敵を減らすシューティングゲームに近いです。

Youtubeなどでプレイされている実況者も意外と多いタイトルらしくて、300円で購入できるお手軽さと、何度も遊びたくなる中毒性から私もちまちまと40時間ほど遊びました。

今回はそんな『Vampire Survivors』について簡単なレビューを書いてみようと思います!

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アイテムと武器を手に入れて『とにかく30分生き残る』

『Vampire Survivors』の最大の目的は押し寄せる敵を倒すことでも隠されたお宝を見つけることでもなく、とにかく『30分生き残ること』に他なりません。

このゲームは画面だけ見れば2D版『ゼルダの伝説』のような見下ろした視点ですが、とにかく出てくる敵の数が尋常ではなく、終盤になれば画面を覆い尽くすほどの敵が襲いかかってきます。

最初に使用できる主人公格のキャラクター『Antonio(アントニオ)』は鞭を装備していて、ボタンを押したら鞭を振るのではなく、一定の間隔で自動で鞭を振るのでそれをうまく当てて迫り来る敵を撃退しなければなりません。

鞭は攻撃範囲がそこそこ広く、比較的狙ったところにも攻撃しやすいのですが、それでも威力は決して高くないので、逃げ場もないほどに囲まれるとあっという間にゲームオーバーになってしまうと思います。

そのためにはキャラクターの強化が必須で、このゲームでは敵を倒すと宝石のような経験値を落とすのですが、それを拾い集めレベルアップするたびに新しい武器やパワーアップアイテムがランダムで3~4つ見つかり、好きなものを1つ手に入れられます。

武器は多種多様で狙った方向にすばやく攻撃できる『ナイフ』、上下の敵に対して強い威力を発揮する『斧』、他にも自分の周囲を継続的に攻撃し続ける『ニンニク』や画面上の敵を一瞬で消滅させる『ペンタグラム』など…、25種類もの武器からどれを選ぶかが重要です。

武器は6種類まで同時に装備可能で、鞭で左右への攻撃をしながら斧で上下をカバーしたり、ニンニクで身の周りの弱い敵を倒しながら高威力な『炎の杖』で強敵の対策をしたり、この6種類の武器をどのような組み合わせで選ぶかで立ち回り方が大きく変わってきます。

パワーアップアイテムも武器とは別に6種類まで装備可能で、攻撃力を10%増やす『ほうれん草』や、こちらの武器の攻撃範囲を大きくする『ロウソク』など様々なものがあって、最終的にどのような強化をしたいか考えながら手に入れるアイテムを選んでいくのが大切です。

武器やパワーアップアイテムにはそれぞれレベルがあって、最初に手に入れた時はレベル1で効果も薄いですが、重ねて入手することでレベルが上がって武器の威力が増したり、攻撃範囲が広がったり、同時に発射できる弾の数が増えたり…様々な恩恵があるため、敵の攻撃が少ない序盤でどれだけレベルを上げられるかが攻略のカギになります。

そしてこの『Vampire Survivors』には『武器の進化』という要素が含まれていて、特定のパワーアップアイテムを持っている状態で手持ちの武器のレベルをMAXまで上げ、その後宝箱を見つけるとレベルMAXにした武器の進化形が手に入ります。

進化した武器は非常に強力で、どの武器とどのアイテムを組み合わせると進化するかを知っているだけでも難易度には大きな違いが生まれると思います。

この組み合わせに関しては本編にヒントがないので自力で見つける必要がありますが、どの武器でも強化すれば有利になることは間違いないので、まずはとにかく経験値を集めることを最優先で考えて遊んでみると良いかもしれません。

慣れれば敵をなぎ倒す『無双』な爽快感

このゲームは装備の整っていない序盤の主人公がとにかく弱く、初プレイ時は思い通りにレベルが上がらなくて10分も生き残れない…となるかもしれません。

レベルが1つ上がるだけで新しい武器をもう1つ装備できるようになるので多少楽にはなりますが、時間が経てば経つほど敵の数が増えるだけでなく、体力や攻撃力の高い敵まで出てくるのであっという間に押しつぶされてしまいます。

しかしこのゲームにはいくつかのステージがありますが、いずれのステージも出てくる敵のパターンはすべて決まっているので、繰り返し遊び傾向と対策を練れば少しずつ余裕も生まれてくると思います。

そして手に入れた武器も順調にレベルアップさせていけば殲滅力が格段に上がり、パワーアップアイテムとの組み合わせによっては最初から最後まで敵を寄せ付けることなく30分生き残れた…なんてことも不可能ではありません。

どのステージでも終盤になると主人公に襲いかかる敵の数は途方も無いものになりますが、それすらも打ち破れる無双的な強さは遊んでいてクセになるものがあります。

例えば『王の聖書』という武器は、レベルの低いうちは自分の周りを本が一冊くるくる回るだけであまり頼りになりませんが、レベルを上げて『不浄の典礼』に進化させると自身の周りを絶え間なく複数の聖書が高速回転するようになり、体力の少ない敵なら近づくことさえできなくなります。

それに加えて画面上に継続的なダメージエリアを発生させる『聖水』や、プレイヤーのもっとも近い敵を自動的に攻撃する『魔法の杖』などを組み合わせれば、あまり積極的に動かずとも近づく敵を倒し続け効率的なレベルアップが可能です。

他にも特定の方向に攻撃し続ける『ナイフ』と『ソング・オブ・マナ』を組み合わせたり、壁や敵にぶつかっては反射して多くの敵に攻撃できる『ルーントレイサー』と『ホネ』を組み合わせたり…、手に入れた武器によって様々な攻略法を見つけられます。

レベルアップした時に入手できる武器はランダムで提示されるので、狙っていた武器がいつまでも出ない…なんてこともありますが、逆に提示された武器をどのように組み合わせて育てていこう…?と考えるローグライク的な要素もこのゲームの面白さの1つです。

慣れないうちは押し寄せる敵が圧倒的に多くどうして良いのか分からないと思いますが、しっかりと自分の中で育ち方が定まってくると、他のゲームでは体験できないほどの爽快感が味わえるようになります。

何度も繰り返し遊べるキャラクターとやり込み要素

基本的には30分生き残るための試行錯誤を繰り返すゲームではありますが、『Vampire Survivors』は十分にやり込めるほどの隠し要素が豊富に用意されています。

最初に選べるキャラクターは4人しかいませんが、プレイを繰り返すことで使えるキャラクターはどんどんアンロックされていき、条件が厳しいものも含めればその総数は37人にも上ります。(2022年6月9日現在)

さらにこのゲームは現在アーリーアクセス(早期アクセス)でリリースされていて、アップデートも頻繁に繰り返されており、現在進行形でキャラクターはどんどん追加されている状態です。

また、このゲームはステージに隠されたアイテムを見つけ出したり、クリア後の報酬を受け取ることでゴールドが貯まっていくのですが、このゴールドを支払ってパワーアップアイテムを購入することでキャラクターの基礎ステータスを上げることも可能です。

どんなに頑張っても初期能力では突破が難しい…と思ったら、パワーアップアイテムをいくつも購入すれば基本的な攻撃力や防御力も上がり、よりステージのクリアがしやすくなることでさらにゴールドも貯めやすくなる…と良いサイクルが築けます。

ロックされたキャラクターや新しい武器・アイテムなど隠された要素が非常に多いので、何度も繰り返し遊ぶ必要がありますが、それらのアンロックの条件はタイトル画面の『アチーブメント』から確認可能なので、毎回事前に目標を立ててプレイできるのは意外と遊びやすいポイントだと思います。

最近はアップデートでアチーブメントに加えて『アルカナ』という要素が追加され、こちらは手に入れるのにかなり厳しい条件が課せられている代わりに、非常に強力な能力を得た状態でゲームを始められる特典があるので、腕に自信のある方はコンプリートを目指してみるのも1つのやり込み要素になりそうです。

アップデートは繰り返されているが、マンネリもしがちかも

定期的にアップデートが繰り返され今もなお進化を続けている『Vampire Survivors』ですが、基本的にはどのステージでも押し寄せる敵を打ち倒していくシンプルなゲーム性なので、ある程度攻略法が固まってくると新鮮さは感じなくなるかもしれません。

アチーブメントのクリアはやりこみ要素として十分楽しめますが、例えば『○○のステージで生き残る』という条件のアチーブメントを達成するなら最低でも30分はプレイしなければならないので、空いた時間に少しだけ遊ぶ…というのは意外と難しかったりもします。

また、『○○の武器を進化させる』というアチーブメントを目標にしたとしても、そもそもその武器が1回のプレイで出てくるかはランダムなため、10~20分ぐらい遊んでみたけど今回は目的の武器が出なさそう…となることも少なくありません。

ただ、最近のアップデートで追加される新しい武器はただ弾を撃つだけでなく、『移動してる間に弾をばら撒いて止まった瞬間に発射する』『移動してる限り自分の後ろに弾を設置し続ける』など一風変わったものが多いので、たまには普段選ばない武器を使って遊んでみると違った気分で楽しむこともできます。

クリア回数を重ねるためにはどうしてもプレイ時間が長くなりがちなので、ぶっ通しでやり込むのは大変ですが、『ちょっとアップデートがあったから触ってみるか…』と遊ぶ分にはちょうど良いカジュアルさのローグライクかもしれません。

今から始めるならボリュームも十分

というわけで今回は個人的に今ハマっている『Vampire Survivors(ヴァンパイアサバイバーズ)』について紹介してみましたが、そのシンプルなゲーム性に加えて、やはり300円というお手軽さは何よりの魅力だと思います。

リリース当初は1回クリアしたらあまりやることがない…という状態でしたが、継続的に続けられているアップデートのおかげでボリュームも十分に増え、お値段以上に楽しめるのは間違いありません。

攻略の仕方さえ覚えてしまえばややワンパターンな部分もありますが、最近ではかなり理想的な育て方をしないとクリアが難しい高難易度ステージも追加されていて、ローグライクとしてのやり応えも感じられます。

実はこのゲーム、最終的な討伐対象であるヴァンパイアがまだ謎に包まれているのですが…、いつか彼の正体が明らかになる日も来るのかもしれません。

[radar_chart title1=”遊びやすさ” score1=4 title2=”飽きにくさ” score2=3 title3=”ストーリー性” score3=2 title4=”やり込み要素” score4=4 title5=”コストパフォーマンス” score5=5 aria_label=”レーダーチャート”]

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コメント

  1. こいともる より:

    新しい記事乙!
    次の記事マダー?

  2. 恋友る より:

    新記事ー!
    早く来てー!

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