【レビュー/感想】『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』は令和の今でも楽しめる謎解きだった

ゲームレビュー
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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

2021年10月26日にニンテンドースイッチオンラインの追加パックが配信され、『スーパーマリオ64』や『ヨッシーストーリー』などを含んだニンテンドー64のタイトルが8本遊べるようになりました。

12月には『マリオストーリー』が追加され、2022年1月にも『バンジョーとカズーイの大冒険』が追加予定と発表されているので、どちらもまた時間が空いたら遊びたいと思う今日この頃です。

今でも色あせないSFCの名作『神トラ』

そんな『NINTENDO 64 Nintendo Switch Online』が配信されたときに、実は最後までちゃんと遊んだことのなかった『ゼルダの伝説 時のオカリナ』を遊ぼうと思っていたのですが、その前にスーパーファミコンの『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』も未プレイだったな…と思い、そちらを先に遊んでいました。

(それで結局64のタイトルにまだ触れられていないのですが…)

『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』は1991年に発売された今から30年も前のタイトルですが、広大なフィールドマップの探索やダンジョンの謎解き、様々なアイテムを活用したアクションなどなど…、2Dゼルダの基礎はこの時点ですでに完成していたと感じるほどのクオリティでした。

私はスーパーファミコン時代に『スーパーマリオ』や『星のカービィ』ばかり遊んでいたので、令和の今になって30年越しにプレイしてクリアしたのですが、やはり噂に聞いていた通りの名作だったので、今回は簡単なレビューを書いてみようと思います!

光と闇に分かれた広大なハイラルのマップ探索

『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』は見下ろし方の2Dアクションアドベンチャーゲームで、主人公のリンクは剣と盾を手に、ゼルダ姫を助けるため広大なハイラルの世界を巡ることになります。

ハイラルの世界は地図を見るだけでも相当広大なのが分かりますが、さらに『ハイラル城』『東の神殿』『ヘラの塔』などなど…ダンジョンに相当する建物も複数あり、隅から隅まで探索するだけでもかなりのボリュームがあります。

リンクも最初は剣で草を刈るくらいしかできませんが、アイテムを手に入れることで道をふさいでいる大きな岩を壊せるようになったり、川を泳いで対岸まで渡れるようになったり…、できることが増えるたびに行動の範囲も広がって、ただハイラルの世界を歩き回るだけでも飽きません

本作の当初の目的は、『魔王ガノン』を討ち果たすために『マスターソード』を手に入れることなのですが、マスターソードを手に入れる頃には残念ながらゼルダ姫はガノンの手先に捕らわれ、普段リンクたちが生活していた『光の世界』とは別の『闇の世界』へ連れてかれてしまいます。

闇の世界は光の世界と同じ大きさで、全体的な地形もよく似ていますが、村の名前も建物の中身も出てくるキャラクターもすべて違い、『闇』というだけあって人ならざる凶悪な魔物も多く存在します。

光の世界だけでも十分なやりごたえがあるのですが、これに加えて闇の世界があるということはマップの広さも実質2倍であって、この頃からハイラルはこんなにも広大だったのか…と思うほどです。

そしてこのゲームの凄いところは探索した先に必ず何かがあることで、マップの端っこにあった岩をどかしたら妖精の洞窟があった、怪しい木に体当たりしたら大量にルピーが出てきた、壁のヒビを爆弾で壊したら隠されたアイテムがあった…などなど、探索にかけた時間が無駄にならないのが、より冒険の楽しさを際立たせてくれます。

また、ゲームとしては前半に光の世界、後半に闇の世界を主に巡ることになりますが、闇の世界で手に入れたアイテムを活用して光の世界の行ける場所が増えたり、光の世界の隠されたエリアから闇の世界へ行くことでまた新しい道が開けたり…、両方の世界を行き来したギミックが豊富に用意されていました。

序盤から『この先に何かありそうだけどまだ行けない…』という場所は数多く目に付くのですが、様々なアイテムを手に入れて『これであそこにも行けそう!』となるのが、このゲームの醍醐味ではないかと思います。


観察力とひらめきが大切な謎解き要素

『ゼルダの伝説』といえば数々のギミックを駆使した謎解き要素ですが、それはこの『神々のトライフォース』時代から健在で、ときとして頭の柔らかい発想も必要になります。

まず本作で大切なのは『横着しないこと』で、例えばダンジョンにはリンクが横から押せるブロックがあるのですが、これは普通のブロックと変わらない見た目をしているので、実際に触ってみるまで押せるかどうかは分かりません。

そのため、フロアに点在しているブロックを面倒くさがって調べずにいると、隠されたスイッチやボタンを見つけられずに詰まってしまう…ということもあり得ます。

もちろん普通であればブロックを調べるくらい何の問題もないのですが、そういったフロアに限って定期的に弾を撃ってくる砲台が設置されていたり、調査を邪魔するように敵キャラクターが配置されていたり…、謎解きとアクションがほどよく融合した絶妙な難易度が楽しめます。

そして何よりアイテムを使った謎解きが非常に豊富で、ただ『爆弾で壁を壊す』『カンテラで燭台に火をつける』という分かりやすいものだけでなく、『この壁のむこうのヒビはどうやって壊すんだろう?』『時間内にすべての燭台を灯すにはどうすれば良いんだろう?』と、アイテムをどう工夫して使うかが大切になってきます。

ゲームの終盤になればなるほど手持ちのアイテムが増えてくるので、リンクのできることも幅広くなるのですが、それだけ選択肢も多くなるので『今必要なアイテムがどれか』を考えるのが謎解きの面白いところだと思います。

こういった謎解きは主にダンジョン内に仕掛けられているのですが、攻略の際に大切なのが『ダンジョンマップ』で、『道はないけどこの部屋の隣にも部屋がある』『ここの穴から落ちると下の部屋に行けそう』などに気づけると、攻略の糸口にもなるかもしれません。

私もこのダンジョンマップの確認がおろそかになっていて、とあるダンジョンでは一見行き止まりに見える場所が実は通れることにしばらく気づけず…、こういったところで観察力とひらめきが必要になるんだなと実感しました。

本作には10を超えるダンジョンが用意されていますが、いずれのダンジョンも30分~1時間ほどで攻略できるボリュームで、それぞれ『スイッチの切り替え』『フックショットを使った移動』などや違ったテーマの謎解きが楽しめます。

ほとんどのダンジョンには今後の冒険にも役立つ重要なアイテムが1つ隠されていて、そのダンジョンで具体的な使い方を学べる作りになっているのが『ゼルダの伝説』の親切なところだと思います。


アイテムは謎を解くだけでなく強敵の攻略にも重要

『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』を遊んで感じたのが、『思った以上にアクション要素が難しい』という点です。

正確に言えば『出てくる敵がとても強い』というわけではなく、相手に合わせて正しい対処法を取れば難なく突破できるのですが、面倒くさがって雑に対応した途端にダメージを受けてしまいがちでした。

例えば本作の序盤には、悪の司祭『アグノム』に操られたハイラル兵士が敵としてよく出てくるのですが、一般的なハイラル兵士は剣を構えてリンクに突撃してきます。

単純な動きなのであまり怖い相手ではありませんが、リンクの攻撃は目の前を剣を薙ぎ払うので、ちゃんと敵を正面に据えて攻撃しなければ剣は当たらず、斜め移動で近づいてきた兵士の体当たりを食らってしまいます。

他の敵も『ブーメランで動きを止めてから攻撃する』『ファイアロッドで燃やすとすぐ倒せる』など弱点を見極めると攻略がグッと楽になりますが、『持ち物を切り替えるのが面倒くさい』『敵が1体なら剣でも倒せるだろう』と横着すると、思わぬ手痛いダメージを受けてしまうことが多々ありました。

特に闇の世界では敵の攻撃力がかなり高く、1回接触しただけでハートがどんどん削れてしまうので、いかに相手の弱点を突いてスマートに対処できるかが重要になってきます。

また、それぞれのダンジョンにはボスが配置されていますが、こちらも攻撃力が相当高く設定されているので、まずは攻撃を当てるよりも、ボスの攻撃パターンを見切って避ける方法を探った方が良いかもしれません。

加えて、ボスはリンクの装備のパワーアップや消費アイテムの使用も前提に調整されている…気がするので、もし歯が立たないと感じた場合は『あきビン』にクスリや妖精を入れてきたり、強力な剣や盾を手に入れられないか探したり、ハートのかけらを集めてライフの数を増やしたり…、本筋以外のハイラル探索もすればするほど攻略に役立つのが面白いところでした。


『無意味なもの』がない作り込まれた世界

広大なハイラルに隠されたものはたくさんあるのですが、その世界の作り込みは『意味のないものがない』と思えるほどで、『これは何だろう?』と気になった場所には必ず何かが隠されています。

例えばハイラルの南西には、話しかけても一言もしゃべらない『へんなおじさん』がいて、隣に立てられている看板を引き抜くとなぜかリンクの後ろを無言で付いてきます。

おじさんが付いてくるからといってどこか新しい場所に行けるわけでもなく、面白いような不気味なような…、初見では首をかしげたくなるイベントですが、物語を進めるとこの『へんなおじさん』の正体も分かるようになり、終盤ではちゃんとリンクの冒険にも関わりを持ってきます。

また、ハイラル北東の『ゾーラの滝』に行くとキングゾーラから『水かき』を売ってもらえて、これで自由に川や湖を泳げるようになるのですが、実は水かきを持っていると泳ぐだけでなく滝も登れるようになって、その先の隠された洞窟には『不思議な泉』という場所があります。

不思議な泉に手持ちのアイテムを投げ込むと女神様が出てきて、『あなたが落としたのはこのアイテムですか?』と童話のような質問を投げかけられますが、投げ込んだアイテムとこちらの回答の仕方によっては、より強力なアイテムにパワーアップして返してくれます。

この『不思議な泉』自体が隠し要素ですし、決して必須のイベントでもないのですが、ただの滝に見えるところも『もしかしたら何かあるかも?』というちょっとした期待に応えてくれるのは、現代の『ゼルダの伝説』にも引き継がれている『探索の楽しさ』なのだと思います。


『やりごたえ』と感じるか『不親切』と感じるかは人次第

そんな個人的に大絶賛な『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』なのですが、そうはいっても30年前のゲームで、どちらかといえばゲーム内のヒントは控えめ…かもしれません。

もちろんクリアのためのヒントは要所でもらえるのですが、サブイベントに関しては村人とのちょっとした会話などを元に細かく探索する必要があり、見つからないまま結構な時間を浪費してしまった…ということもあり得ます。

特に大きな岩が持ち上げられる『パワーグローブ』や、遠く離れた場所まで飛んでいける『フックショット』を手に入れたとしても、具体的な使いどころがピンとこなければ、まずどこで使えば良いのかを探して歩き回ることになるかもしれません。

また、ちょっと不親切なのは手に入るアイテムの説明がゲーム内に少ないことで、例えば『ソマリアの杖』は1回使うと目の前に『パワーブロック』を生み出し、もう1回使うとそのブロックのエネルギーを4方向に飛ばせるのですが、その使い方を知らなければ解けない謎も用意されています。

これは当時のゲームの容量が小さかったので仕方ないのですが、主要アイテムの詳細はすべて説明書に書かれていて、説明書が実装されていないニンテンドースイッチオンラインではその情報もなかなか目に付きません

(ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンの公式サイトには収録タイトルの説明書が公開されているので、今でもそちらで見ることはできます。)

説明書は本作の謎解きにおいてかなり有用で、『ソマリアの杖』の説明には『闇の世界のカメ岩のダンジョンをクリアするのにこの杖の力が必要』と書かれていたり、『オカリナ』には『これを手に入れるために依頼されたことは必ず実行してください』と書かれていたり…、本筋の攻略に欠かせない情報がいくつも載っています。

私は最後まで説明書を読まずにプレイしていたので、それでもクリアできないわけではありませんが、どれが必須のイベントでどれがサブイベントかの判別がつきにくいので、もしこれからプレイする方がいるのであれば、事前に説明書を読み込んでおくことをオススメします。

リンクは物語を進めると装備品も更新され、盾が大きくなって防げる攻撃が増えたり、服が強化されて受けるダメージが半減したり…戦いも有利になると思いきや、それを以てしても苦しい戦いが終盤では続きます。

そんなとき頼りになるのが『赤いクスリ』や『妖精』といった回復アイテムなのですが、これらアイテムは『あきビン』がなければ持ち運べないので、どれだけ隠されたあきビンを見つけ出せるかで攻略の難易度が大きく変わってきます。

実はダンジョン内でも、とあるアイテムを活用することでライフの回復がかなりしやすくなるのですが、そういった情報も基本的には隠されているので、『これにこれをしたらどうなるんだろう?』という好奇心が大きいほど攻略も楽になる…かもしれません。


30年経っても色あせない名作だった

というわけで今回は『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』をせっかくプレイしたのでレビューを書いてみましたが、話に聞いていた通りやりごたえもバッチリな名作でした。

ファミコン時代の『ゼルダの伝説』に比べると格段に遊びやすくなっていて、特にアクションに関しては難しい場面もありながら動かしやすく、それぞれの敵の対処法を覚えてうまく立ち回れたときはとても楽しかったです。

また、ゼルダの醍醐味である謎解きも豊富でありながら、手に入れたアイテムの使い方が自然と理解できるように作られているので、少なくとも物語本編がノーヒントで進まない…ということはそうそうありません。

強いて言えば『一部のアイテムをわざわざ持ち替えるのが面倒くさい』『所持金の上限が少ないからルピーが無駄になりやすい』程度の気になる点はありましたが、全体を通してゲームの面白さを損ねるほどの不満点は感じませんでした

【LIVE/神々のトライフォース】時オカの前に神トラをやるのが礼儀というもの #1

ちなみに私のプレイはYoutubeの配信ですべて公開しているので、もしお暇があれば見ていただけると嬉しいです。

(ニンテンドースイッチオンライン版なのにパート1からちょっとバグってます)

近年では『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』などの3Dゼルダに注目が集まりがちですが、2019年には『ゼルダの伝説 夢をみる島』のリメイクが発売されてもいるので、『神々のトライフォース』のリメイクもいつか出て欲しいなぁ…と思う今日この頃です。

コメント

  1. よみさん より:

    「実は水かきを持っていると細い滝も登れるようになって、その先には『不思議な泉』という隠された場所があります。」と書かれていますが、細い滝を登るのではなく、滝の奥にある洞窟に『不思議な泉』があります!間違っていたらすみません(^-^;

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