どうもみう太です(ΦωΦ)
2017年3月3日に発売された『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』ですが、1年半以上経った今でも遊び続けている方は多いかと思います。
本作はシリーズで初のオープンワールドが取り入れられ、際限ない世界を自由に探索するだけでなく、コレクションのように好きな武器や盾を集めたり、いかに早くラスボスを倒せるかタイムアタックに挑戦したり…、人によって様々な遊び方が出来るのも特徴的です。
また、本作は集めた食材を鍋に入れて『料理』や『調合』が出来るのですが、これも意外とレシピの数が多く…、コンプリートを目指すのも面白い遊び方の1つです。
何でも食べるリンクの胃袋
そんな料理はとても幅広く、お肉や魚を使った豪快な焼き料理もあれば、タマゴやミルクを使った繊細なケーキまであって、剣だけでなく料理の腕前もかなりなものです。
とはいえ、それはちゃんと正しい食材を料理に使っているからであって、間違えて調理に向かない材料を入れてしまうと失敗作が出来上がってしまいます。
また、リンクが冒険の中でせっかく質の良い食材を手に入れたのに、どうしても近くに鍋がない場合は、食材をそのまま食べなければならない事もあるかもしれません。
お腹が空いたのであれば背に腹は代えられませんが…、そんな失敗してしまった料理や、生で食べるのは気が引けるような食材も食べてしまうリンクが実は凄いのではないかと思ったので、今回はそれをまとめてみます(ΦωΦ)!
渋柿の2倍の渋さを持つ『どんぐり』
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』のリンクは最初に何もアイテムを持っていないので、草原で拾った木の棒を振り回しながら、キノコやリンゴと言った食べ物を集めた方が大半ではないかと思います。
『どんぐり』もそんな序盤に手に入る食べ物の1つで、回復量は決して多くはありませんが、最初は貴重な回復アイテムとしてお世話になる事も少なくありません。
鍋で調理をすれば『ナッツ炒め』にもなるので、何となく生でも木の実感覚でパクパク食べられそうな感じがしますが…、実は生のどんぐりは『タンニン』という渋み成分が多く含まれていて、種類によっては渋柿の2.5倍以上の渋さを味わう事になります。
一応どんぐり自体に毒はなく、どの種類であっても食べる事は可能なのですが、基本的には数回に分けて熱湯で茹でてアク抜きをしなければとても食には向きません。
また、子供の頃に『芋虫が湧いた!』なんて経験を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、どんぐりの中には『ゾウムシ』が産卵している事もあるので、出来るだけ早く熱湯で煮沸処理しておく方が安心です。
ただ、ほんの一握りではありますが、生食の出来るどんぐりも存在するので、ブレス オブ ザ ワイルドのどんぐりは渋みの少ない種類なのかもしれません。
火を通すと、甘みはほとんどありませんが風味や食感は栗に似ていて、ミキサーで粉々にしたものを天日干しすれば小麦粉の代わりになる『どんぐり粉』も作れますが、3~4回はアク抜きしなければいけない事からも、いかに渋みが強いかが分かります。
硬い皮をものともしない『ヤシの実』
ハイラルの世界には様々な果実が存在していて、温暖な熱帯地域であれば『ツルギバナナ』、雨の少ない砂漠地域であればサボテンに実る『ビリビリフルーツ』といったように、その地域の環境に応じて違ったフルーツを手に入れる事が出来ます。
そして海辺では南国の定番とも言える果実『ヤシの実』が採れるのですが、本来は刃物で穴を開けてジュースを飲むのが一般的なところ、リンクは皮ごとそのまま食べてしまう強靭なあごを持っています。
『ヤシの実』というと何となく緑色の果実を思い浮かべますが、茶色い見た目のいわゆる『ココナッツ』もヤシの実であり、あまりの硬さで木から落ちたココナッツにぶつかり死亡する事故も実例がある他、第二次世界大戦の日本軍はなんとココナッツを兵器にした『ココナッツ爆弾』なるものも使っていたそうです。
(詳しくは良く分からないです。)
実際に皮の硬さは尋常でなく、ナイフなどを用いても穴を開けるのは簡単ではないので、ドリルやハンマーなどの工具を用いるのが一般的であり、そのまま歯で割ろうなんて正気の沙汰ではありません。
また、リンクはヤシの実をそのまま皮ごと食べてしまいますが、皮は本来は食べるどころか食器の代わりとして用いられるほどです。
しかし一方でヤシの実のジュースは水分補給に最適で、一部の国では『水よりも安全』とされている事もあり、リンクのように世界を旅するのであればヤシの実の水分は何よりも大切…なのかもしれません。
生食は危険な『シノビタニシ』
カカリコ村を始めとして、綺麗な水たまりや川沿いで見かける事のある『シノビタニシ』ですが、この食材はしっかりと調理する事で足音を軽減する効果が得られます。
そのまま食べても特別な効果は得られないので、基本的には料理に用いた方がお得なのですが、そもそもタニシには寄生虫がくっ付いていることが多く、生で食べると病気を引き起こすばかりか最悪死に至るケースも出てきます。
あまり都会では馴染みがないかもしれませんが、アジア国の田舎では今でも好んで食べている人は多く、実際に食用を目的としてサイズの大きなタニシが日本にも海外から持ち込まれています。
しかし、横着な人や料理のできない子供は、田んぼなどで捕まえたタニシをそのまま生で食べてしまう事で線虫や肝吸虫に寄生されてしまい、かの有名な芸術家である魯山人もタニシが原因で命を落としたという説が残っています。
生でも平気で食べるリンクが普通ではないのです。
タニシに潜んでいる寄生虫は熱処理で死滅するので、火を通して調理するのであれば安全面の問題はないのですが、野生のタニシは非常に泥臭く、しっかりとした下処理がなければ美味しく食べる事も出来ません。
それでも味はサザエに似ていて美味と言われているので、結構な手間はかかりますが、最初に泥抜きをしたり内臓を取り除いたりすれば意外と贅沢な料理になるかもしれません。
絶対に生では食べてはいけないキツネの『ケモノ肉』
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』では魔物とは違った『ケモノ』も様々な種類がいて、上手く仕留める事で『ケモノ肉』を手に入れる事が出来ます。
ケモノ肉は特に細分化はされておらず、例えば『イノシシ』を狩ったとしても『シカ』を狩ったとしても、同じ『ケモノ肉』としてポーチにまとめられています。
ケモノ肉の調理方法は非常に豊富で、ハーブと組み合わせる事で『香草焼き』、ハイラル米と組み合わせる事で『肉丼』などなど…、効果の高い回復アイテムとして重宝したユーザーも多いのではないでしょうか?
このケモノ肉は当然のように生でも食べる事が出来るのですが…、ケモノの種類によっては生で肉を食べるのは非常に危険な行為です。
中でも『ヘイゲンキツネ』などのキツネの肉は特に危険で、エキノコックスという寄生虫を宿している事もあり、万が一にも人体に入ると深刻な肝臓機能障害を引き起こしてしまう可能性があります。
体内で幼虫となったエキノコックスは肝臓に寄生するだけでなく、重度になると脳や骨、心臓にも重い症状が現れるようになり、死に至る可能性も少なくありません。
更に怖いのは、エキノコックスは潜伏している期間が非常に長く、感染から10年~20年経って初めて症状が現れてくるので、もしかしたらハイラルを救って平和に暮らしていたところに…なんて事もあるかもしれません。
エキノコックスは熱に非常に弱く、60度で10分加熱すれば死滅させる事が出来るので、鍋での調理は必須の食材だと言えそうです。
因みにキツネの肉は実際に食べる文化もありますが、やはり臭みが強くて肉質も硬いので、あまり今の日本では好まれていないようです。
焼けば宝石でも機械でも食べられる
これまで紹介したように、そのまま生で食べるにはかなり問題のありそうな食材も数多くありましたが、リンクの調理の腕は相当なもので、鍋さえあればどんな食材でも美味しい料理にする事が出来ます。
しかし必ずしも失敗がない訳ではなく、例えば料理に向かない魔物の素材を入れてしまうと『微妙な料理』になってしまうので、ある程度の組み合わせは考えて料理するのがコツになっています。
ところが、逆に本来は調理に向かないハズの材料であっても『火を通せば食べられる』という精神なのか、ルビーやダイヤモンドと言った『鉱石』や、本来は焚き木として使用する『薪の束』などまで…、鍋で調理すれば『硬すぎ料理』として一応リンクは食べる事が出来ます。
説明の必要はないと思いますが、当然ながら鉱石や木材などは火を通したからと言って本来食べられるものではなく、十分に加熱したから柔らかくなった!なんて事もあり得ません。
それでもリンクはこの『硬すぎ料理』を硬すぎると言いながら躊躇なく口に入れ、噛み砕いてしまう顎の力はそこらのケモノや魔物を上回るかもしれません。
しかも微量とは言えこれでライフが回復するので、少なくともリンクにとっては毒でもなく、わずかではありながらも満足感を得ているようです。
…書いていて思ったのですが、事によっては『石しか食べない縛り』とかも出来るかもしれませんね…。
決してマネしないでください
という訳で、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』におけるリンクのサバイバル術が凄すぎる…という話でした(ΦωΦ)
もちろん宝石を炒めて食べようとする人はいないと思いますが、もし『どんぐり』や『タニシ』をどこかで見つけたとしても、決してそのまま食べる事をマネしてはいけません。
あれは特殊な訓練を受けたリンクであるから出来ている事なのです。
今回は代表的なものを挙げてみましたが、他にも生食に向かない食材はいくつもあって、魚やキノコも知識が無いのであればそのまま食べるのは避けた方が良いかもしれません。
一方でちゃんと調理をすればいずれも美味しい料理に変貌しますので、『こうすれば美味しくなるのか!』といった方向でマネが出来ると良さそうですね。
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