『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』でどんな食材や料理でも食べるリンクの凄さ

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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

2023年5月23日に発売が予定されている『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ キングダム』ですが、つい先日にはプロデューサーの青沼さんが実際にプレイしている様子も公開され、数々の新しい力にワクワクしている方も多いのではないかと思います。

前作の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』でも十分すぎるほどのやり応えでしたが、今度は空中に浮かぶ『空島』にまで世界が広がっていて、すべてを遊び尽くすにはどれくらいかかるんだろう…と思う今日この頃です。

※この記事は2018年11月17日に公開したものを再構築しています。

幅広い『料理』と、何でも食べるリンクの胃袋

そんな『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』では様々なクエストを攻略したり、世界の生き物を図鑑に登録したり、様々なやり込み要素が用意されていましたが、食材を組み合わせてアイテムを作り出す『料理』もその1つです。

料理の種類はとても幅広く、お肉や魚を使った豪快な焼き料理もあれば、タマゴやミルクを使った繊細なケーキまであって、リンクの料理の腕前もかなりなものでした。

とはいえ、それはちゃんと正しい食材を料理に使っているからであって、間違えて調理に向かない材料を組み合わせてしまうと何ともいえない『失敗作』ができあがってしまいます。

また、リンクが冒険の中でせっかく質の良い食材を手に入れたのに、どうしても近くに鍋がない場合は、仕方なく食材のまま食べる…なんてこともあるかもしれません。

お腹が空いたのであれば背に腹は代えられませんが…、そんな失敗してしまった料理や、生で食べるのは気が引けるような食材も食べてしまうリンクが実は凄いのではないかと思ったので、今回はそれをまとめてみます!

生で食べるには渋柿の2倍の渋さを持つ『どんぐり』

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』のリンクは最初に何もアイテムを持っていないので、草原で拾った木の棒を振り回しながら、キノコやリンゴといった食べ物を集めるのが序盤の基本的な進め方になります。

『どんぐり』もそんな序盤に手に入る食べ物の1つで、回復量は決して大きくありませんが、森であればそれなりの数が落ちていて、最初は貴重な回復アイテムとしてお世話になることも少なくありません。

鍋で調理をすれば『ナッツ炒め』にもなるので、何となく生でも木の実感覚でパクパク食べられそうな感じがしますが…、実は生のどんぐりは『タンニン』という渋み成分が多く含まれていて、種類によっては渋柿の2.5倍以上の渋さにもなります。

一応どんぐり自体に毒はなく、どの種類であっても食べることは可能なものの、基本的には数回に分けて熱湯で茹でてアク抜きをしなければとても食事には向きません。

また、子供の頃にどんぐりを集めていたら『芋虫が湧いた!』なんて経験を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、どんぐりの中には『ゾウムシ』が産卵している場合もあるので、できるだけ早く熱湯で煮沸処理しておく方が安心です。

ただ、ほんの一握りではありますが、生食のできるどんぐりも存在するので、ブレス オブ ザ ワイルドのどんぐりは渋みの少ない種類なのかもしれません。

火を通すと、甘みはほとんどありませんが風味や食感は栗に似ていて、ミキサーで粉々にしたものを天日干しすれば小麦粉の代わりになる『どんぐり粉』も作れるので、『どんぐりクッキー』や『どんぐりパン』などは実際に食べられています。

しかしそれでもどんぐりを粉にするには3~4回のアク抜きが必要であり、いかに渋みが強いかがうかがい知れるところです。

硬い皮をものともせず食べてしまう『ヤシの実』

ハイラルの世界には様々な果実が存在していて、温暖な熱帯地域であれば『ツルギバナナ』、雨の少ない砂漠地域であればサボテンに実る『ビリビリフルーツ』といったように、その地域の環境に応じて違ったフルーツを手に入れることができます。

そして海辺では南国の定番ともいえる果実『ヤシの実』が採れるのですが、本来は刃物で穴を開けてジュースを飲むのが一般的なところ、リンクは皮ごとそのまま食べてしまう強靭なあごを持っています。

『ヤシの実』はいわゆる『ココナッツ』のことで、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』に登場する緑色のものはまだ若く、そのまま木で熟すると茶色に変化していきます。

ヤシの実の硬さは相当なもので、木から落ちたココナッツにぶつかり死亡する事故も実例があり、そのあまりの破壊力から現地では時として『ココナッツ爆弾』とも呼ばれるそうです。

参考記事はこちら

また、外側からの衝撃には強く、内側からの衝撃には弱いことを利用して、中身をくり抜いたヤシの実に手榴弾を込め、爆発するとヤシの実の硬い皮が飛散し損害を与える…なんて使い方も、真偽は不明ですが第二次世界大戦の記録に残されています。

それだけ強靭な皮を持つヤシの実は、たとえナイフを使っても簡単には穴を開けられないため、ドリルやハンマーなどの工具を用いるのが一般的であり、リンクのようにそのまま歯でかじろう…という考えは正気の沙汰ではありません。

また、リンクはヤシの実をそのまま皮ごと食べてしまいますが、本来、皮は食べるどころか食器の代わりとして用いられるほどです。

しかし一方でヤシの実のジュースは水分補給に最適で、一部の国では『水よりも安全』とされていることもあり、リンクのように世界を旅するのであればヤシの実の水分は何よりも大切…なのかもしれません。

寄生虫感染の恐れがあり生食は危険な『シノビタニシ』

カカリコ村を始めとして、綺麗な水たまりや川沿いで見かけられる『シノビタニシ』は、しっかりと調理することで『足音軽減効果』の付いた料理が作れます。

そのまま食べても特別な効果は得られないので、基本的には料理に用いるのが基本でありますが、そもそもタニシには寄生虫がくっ付いていることが多く、生で食べると病気を引き起こすばかりか最悪死に至るケースも出てきます。

あまり都会ではなじみがないかもしれませんが、アジア国の田舎では今でもタニシを好んで食べる地域は多く、実際に食用を目的としてサイズの大きなタニシが海外から日本へ持ち込まれています。

しかし横着な人や料理のできない子供は、田んぼなどで捕まえたタニシをそのまま生で食べてしまうことで線虫や肝吸虫に寄生されてしまい、かの有名な芸術家である魯山人もタニシが原因で命を落とした…という説が残っています。

これはいわゆる俗説で、現代では違うところに死因があったのではないか…といわれていますが、それでも生食がいかに危険かを印象付けていて、本来リンクのように生で食べるのは避けなければなりません。

タニシに潜んでいる寄生虫は熱処理で死滅するので、火を通して調理さえすれば安全面の問題はないのですが、野生のタニシは非常に泥臭く、しっかりと下処理をしなければかなりクセを感じるかもしれません。

それでも味はサザエに似ていて美味といわれているので、結構な手間はかかるものの、最初に泥抜きをしたり内臓を取り除いたりすれば意外と贅沢な料理になるそうです。

ちなみにタニシは本来きたない水に生息していますが、ブレス オブ ザ ワイルドは底が見えるほどきれいな水辺に棲んでいるので、淡水の貝のことを『タニシ』と呼んでいるだけで、実際のタニシとは違うものを指している可能性もありそうです。

絶対に生では食べてはいけないキツネの『ケモノ肉』

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』では魔物とは違った『ケモノ』も様々な種類がいて、上手く仕留められれば『ケモノ肉』を手に入れることができました。

ケモノ肉は特に細分化されておらず、例えば『イノシシ』を狩ったとしても『シカ』を狩ったとしても、同じ『ケモノ肉』としてポーチにまとめられています。

ケモノ肉の調理方法は非常に豊富で、ハーブと組み合わせれば『香草焼き』、ハイラル米と組み合わせれば『肉丼』などなど…、効果の高い回復アイテムとして重宝したユーザーも多いのではないかと思います。

このケモノ肉は当然のように生でも食べることができるのですが…、ケモノの種類によっては生で肉を食べるのは非常に危険な行為です。

中でも『ヘイゲンキツネ』などのキツネの肉は特に危険で、エキノコックスという寄生虫を宿していることがあり、万が一にも人体に入ると深刻な肝臓機能障害を引き起こしてしまう可能性があります。

体内で幼虫となったエキノコックスは肝臓に寄生するだけでなく、重度になると脳や骨、心臓にも重い症状が現れるようになり、死に至るケースも少なくありません。

更に怖いのは、エキノコックスは潜伏している期間が非常に長く、感染から10年~20年経って初めて症状が現れてくるので、リンクもハイラルを救って平和に暮らしていたところに突然…なんてことにもなりかねません。

エキノコックスは熱に非常に弱く、60度で10分加熱すれば死滅させることができるので、鍋での調理は必須の食材だといえそうです。

ちなみにキツネの肉は国によっては実際に食べる文化もありますが、やはり臭みが強くて肉質も硬いので、あまり今の日本では好まれていないようです。

そもそも焼けば宝石でも機械でも食べられる

これまで紹介したように、そのまま生で食べるにはかなり問題のありそうな食材も数多くありましたが、リンクの調理の腕は相当なもので、鍋さえあればどんな食材でも美味しい料理にすることが可能です。

しかし必ずしも失敗がないわけではなく、例えば料理に向かない魔物の素材を入れてしまうと『微妙な料理』になってしまうので、ある程度の組み合わせは考えて料理するのがコツになっています。

ところが、逆に本来は調理に向かないハズの材料であっても『火を通せば食べられる』という精神なのか、ルビーやダイヤモンドなどの『鉱石』や、本来は焚き木として使用する『薪の束』などまで…、鍋で調理すれば『硬すぎ料理』として一応リンクは食べることができます。

説明の必要はないと思いますが、当然ながら鉱石や木材などは火を通したからといって本来食べられるものではなく、十分に加熱したから柔らかくなった!なんてこともあり得ません。

それでもリンクはこの『硬すぎ料理』を硬すぎるといいながら躊躇なく口に入れ、噛み砕いてしまう顎の力は、もはやそこらのケモノや魔物を上回っているのではないかと思います。

しかも微量とはいえこれでライフが回復するので、少なくともリンクにとっては毒ではなく、わずかながら満足感も得ているようです。

まさに『ゲームだからこそ』実現できる食べ物

というわけで、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』におけるリンクの食生活、ひいてはサバイバル術が凄すぎる…と思い、今回は『本来食べるのに向かない食材』を紹介してみました。

もちろん宝石を炒めて食べようとする人はいないと思いますが、たとえ『どんぐり』や『タニシ』をどこかで見つけたとしても、決してそのまま食べようとマネしてはいけません

今回は代表的なものを挙げてみましたが、他にも生食に向かない食材はいくつもあって、魚やキノコも知識が無いのであればそのまま食べるのは避けた方が無難な食材です。

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ キングダム』ではまた前作と違ったアイテムがいろいろと登場しそうで、新しい料理はどのようなものが作れるのか…そこも今から楽しみです。

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